３３話 ページ34
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暗くなった町にネオンの明かりが灯る。楽しげな音楽もあり、そこはかつて賑わいを見せていた風景が蘇ったようだった。住民達は楽しげに笑い、サリーの瞳も輝いていた。
「ネオンまで直してくれたのね…ありがとう」
「ううん、直したのはA。ねえどこに行ったか知らない？見つからなくて」
「ええ。知ってるわ。Aちゃーん！」
サリーの呼びかけにおずおずと彼女は姿を現した。普段とは違う真っ白な車体。ボディに施された赤い花のペイントは彼女のイメージにピッタリと合っていた。頬についた稲妻のステッカーも彼女らしくピンク色に染まっていて、白い車体によく映えていた。
誰が見ても美しいと言うだろうその姿にマックィーンは息を呑んだ。他の住民達も彼女に釘付けである。
『サリーさんに、ペイントのカスタマイズしてもらったの。…どうかな？』
消え入りそうな声で尋ねた彼女に、少し動揺する。答えに迷った。でも、それを表に出さないように、そして素直に伝える。
「似合ってるよ、すごくよく」
『本当？…嬉しい、ありがとう』
可愛らしく微笑んだ彼女にまた胸が高鳴る。普段のファンサービスならもっと上手く返せるはずなのに。彼女前だとどうしても調子が狂ってしまう。こんな所をマックに見られたら笑われてしまいそうだと彼は思った。
「良かったら一回りでも、する？」
「まあ！いいわねぇ！」
ようやく言葉にできた誘い台詞は、普段は耳の遠いリジーが間に入り込んでしまい失敗してしまった。連れていかれたマックィーンと一人残されてしまったA。サリーはそんな彼女に声をかけるのだった。
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ぷりん - 本当ですか？！楽しみにお待ちしてますね！！！.ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ. (2021年12月1日 17時) (
レス) id: bf5b200b30 (このIDを非表示/違反報告)
りのりの(プロフ) - ぷりんさん» コメントありがとうございます。最高と言っていただけるなんて…とても嬉しいです！今回の夢主ちゃんですね…！次回作の意欲はありますので、スローペースではありますが頑張ろうと思います！！ (2021年11月30日 15時) (レス) id: f39ba9092d (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 私は最近カーズを観てハマり、りのりのさんの作品を拝見させて頂きました！最高です！是非カーズ2やクロスロードも、今回の夢主ちゃんで書いてください！応援してます！！ぁ、今作の続き…その後も気になってます|ω・`) (2021年11月22日 21時) (レス) @page39 id: bf5b200b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのりの | 作成日時：2020年10月28日 0時
