三話 ページ5
「え?こいつ?」
少女に指を指して旦那が言う。
「銀ちゃん、いくら動揺したからって、レディーにこいつは失礼ネ!」
チャイナ娘が指摘する。
「この子は小林Aさんですよ。ちょっと前から万事屋に居る娘ですよ」
メガネがなだめるように言う。やはり!?
「しょ、紹介しなくてもわかってたんでしょ、兄ちゃん」
驚いた。もうAは覚えていないと思っていた。
「覚えていたのかィ?」
「そりゃもちろん、大切な幼馴染み」
「え、あァ」
幼馴染みという言葉に反応してしまう胸。
このきゅっと苦しい感じは慣れない。
なんなのかもわからないこの苦しみ。
「良かったらさァ…」
顔をあげると、Aの姿、いや、万事屋一行の姿はなかった。
「昔から逃げ足が速いところは変わらないんでさァ」
踵を返し、屯所に帰ることにした。
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てんりゅう(プロフ) - クリスタルさん» 久しぶりーっ!そして完結ありがと! (2014年11月30日 11時) (レス) id: f8b02edc6f (このIDを非表示/違反報告)
クリスタル(プロフ) - 久しぶりーっ! そして、完結おめでと! (2014年11月30日 9時) (携帯から) (レス) id: 5ffb5e0fdb (このIDを非表示/違反報告)
闇風ヤク@アニオタ重症(プロフ) - てんりゅうさん» わあお!凄いね!! (2014年11月27日 21時) (レス) id: a55c4f8740 (このIDを非表示/違反報告)
てんりゅう(プロフ) - 闇風ヤク@アニオタ重症さん» ありがとう!よし、あと少しで完結!新作作りてー (2014年11月27日 21時) (レス) id: f8b02edc6f (このIDを非表示/違反報告)
闇風ヤク@アニオタ重症(プロフ) - てんりゅうさん» そうか!?大袈裟!てんりゅうも可愛いかった! (2014年11月21日 21時) (レス) id: a55c4f8740 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ