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三嶋はどうしたものかと考えた末に、普通に紹介することにした。
ここで説明しているとますます鈴木のせいで部屋が汚れる。
｢……とりあえず聞いて。この人が今日から公安部機動捜査隊特捜班に配属する鈴木俊光巡査部長。元々捜査四課に従事していた実力の……ある人。だと、思う。｣
語尾が弱々しくなる三嶋。
誰がどうみたって、今の鈴木は汚れたボサボサの渋い若者である。
｢とりあえず、あっちにシャワールームがあるからそこで……色々と汚れを落としてきて。實吉、案内して。｣
｢はい！わかりました！｣
｢鈴木も、いい？｣
｢……うっす。｣
｢……うっす……？｣
鈴木はのろのろとしながら實吉についていく。
しかし一体何があったのだろうか、と残された人達で憶測がたち始めた。
｢Aさん、あの人一体何者なんですか？それに捜査一課から転属ならまだしも、四課って、｣
須賀が三嶋に詰め寄る。
｢うーん、優秀だとは聞いているけど。｣
小柳津は興味津々に鈴木の持っていた鞄の中を探っている。
｢こら、小柳津。｣
｢……。｣
｢……小柳津？｣
小柳津の動きが不審に止まる。
鞄の中を見て呆然としていた。
｢何があったの。｣
三嶋は鞄に近寄った。
｢来ちゃダメ！｣
大声で手を三嶋の前に出す。
その手には真っ赤な血が付いていた。
ハッとする一同。
しかし、三嶋は冷静だった。
｢小柳津、怪我は？｣
｢ない。これは他人の血。｣
｢中身の確認は？爆発物の可能性は？｣
｢した。可能性はゼロに等しい。｣
｢……なんだったの。｣
小柳津はまた鞄をゴソゴソと探る。
そして、カチャリ、と音をたてながら取り出したのは……拳銃だった。
｢｢｢｢……！！｣｣｣｣
血まみれの拳銃。
鉄の匂いが一層、この部屋を満たした。
｢小柳津、それこの中に入れて。手、洗ってきて。｣
三嶋は試料用の袋を取り出した。
小柳津はそれでもまだ鞄の中を探っている。
｢小柳津？｣
｢……これも、そん中入るかや。｣
小柳津が取り出したの鞄の中の拳銃、合計はというと……
｢……っこれ、10丁以上もありますよ！？｣
｢しかもこれ全部、警察官の持つ銃じゃない。｣
｢Aさん、あの人やばいですよ、すぐに署内に連絡を！！｣
｢いや……。待て。まだ鈴木の話は聞けていない。まずは聞いてからだ。｣
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ｭｩﾅ(プロフ) - てつやの漢字って徹也←こっちじゃないですか？ (2021年1月7日 9時) (
レス) id: 27390dba10 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - とっても面白いです！！ワクワクしてこれから楽しみです〜！！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: ad4aaf0953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたしぃ | 作成日時：2020年8月2日 17時
