第七十話 ページ30
漣ジュンside
俺が大概人から向けられるのは好奇の目
今日はそれを向けて来ない人物が2人も現れた
1人目は
茅ヶ崎「シャッ!!!また俺の勝ち〜。まだまだだね〜少年」
顔が良いゲーマー
2人目は
『私、夢ノ咲学院の演劇科に通ってるの。よくアイドル科のライブのステージ演出やってて』
ライバル校の舞台演出家
特にこの人に至っては最初、めんどくさそうな顔をされた
なんとなくその顔を見たことあるような気がした
知り合いでもない俺に世話焼いて、おひいさんを見つけてくれた
口ぶりからして、おひいさんとは知り合いなことがわかった
そこで思い出した
おひいさんがいつか見せてくれた、夢ノ咲時代の写真に彼女らしき人物が写っていたことを
『あ、そういえば。サマーライブ、映像でだけど見たよー!
Eveのパフォーマンス凄かった!あ、これ日和には言わないで、調子乗るから。
Trick Starは次頑張って欲しいね〜』
まるで他人事のように陽気に語った
まぁ、自分のことではないのは確かだけど…
『私は常に傍観者でしかいられないの…』
何故かその言葉は声のトーンも表情も変わらないのに、重みを感じた
でも、その意味を知ることは出来なかった
.
.
漣「おひいさん、あの人と仲良かったですね」
巴「Aちゃん?もしかして気になるのかい!」
漣「まぁ…」
巴「どこ?どこが好きになったの!?」
漣「そういう意味じゃなくて…
松川さん?、夢ノ咲の舞台演出家なんすね」
巴「演劇科だけど、借金を返すために必死にアイドル科で働いていたね。あの頃が懐かしいね〜」
漣「借金!?」
巴「さっきいた寮の劇団、MANKAIカンパニーはかなりの借金を抱えていたみたいでね。もう返済は終わったらしいけど…で?何が気になるんだい?」
漣「…さっき、自分は常に傍観者でしかいられない、って…それがずっと気になって」
巴「…そっか…辛いところだね。
彼女はあくまで演劇科の人間。あくまでアイドルとは契約関係なんだ。それがプロデュース科と違う所だね。
一度契約を結べば最後まで破ることはできない。雇用主に逆らうことは許されない。何が起きてもただ見てることだけしかできないんだ
だから僕も面倒な元雇用主としか思われてないんじゃないかな…」
今は知らないけどねっ、と悲しげな笑顔をこぼした
それを見て、この話はあまり踏み込んではいけないと思った
1099人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠李(プロフ) - 更新頑張ってください!!応援してます (2021年1月30日 1時) (レス) id: 763d75fb64 (このIDを非表示/違反報告)
黒餅(プロフ) - 更新ありがとうございます!!ひびわたwww (2020年10月22日 4時) (レス) id: 3d0a2c69fd (このIDを非表示/違反報告)
黒餅(プロフ) - 更新お疲れ様です!ツイステ沼(笑)私も浸かりました(笑)← ユニット発表来た!と思ったけどまだでした( ´ー`)笑 発表楽しみにしてますヾ(*´Д`*)ノ (2020年7月28日 3時) (レス) id: 3d0a2c69fd (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - A3とあんスタとは!最強ですね!とても面白かったです!!続き楽しみにしています! (2020年6月1日 23時) (レス) id: fdbc439030 (このIDを非表示/違反報告)
黒餅(プロフ) - 更新ありがとうございます!全ユニ紹介終わりましたね(笑) 誰がどこに配属されるのか楽しみにです!(笑)推しと推しは絡むのか?!← (2020年5月25日 14時) (レス) id: 3d0a2c69fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨菜 | 作成日時:2019年12月20日 22時