Review.9 ページ9
『ん?あれ、茅ヶ崎。やっほー』
茅ヶ崎「っ…」
私服の仁坂はこの前だって見た
でも前より今日の方がオシャレでドキッとした
『黙り込んで、どした?』
茅ヶ崎「な、なんでもない…」
『その荷物すごいね』
茅ヶ崎「今姉貴の買い物に付き合わされてて」
『お姉さんいるんだ。ちゃんと付き合ってあげるなんて、優しいね』
茅ヶ崎「仁坂は?」
『今日は稽古も何もなかったからぶらぶら散歩がてらビロードウェイに観劇をしに行って、お茶でもしよーかなーって』
茅ヶ崎「すごいテレビ、見入ってたみたいだけど…」
思わず聞いてしまった
『あぁ、茅ヶ崎はナイランって知ってる?私あんまりゲーム得意じゃないんだけど、このゲームお話がすごく面白いから好きなんだぁ』
茅ヶ崎「わかる」
『えっ?もしかして…』
茅ヶ崎「俺も好きだから」
『本当に!今度新作買う?』
茅ヶ崎「当たり前」
『じゃあ一緒にやろうよ!』
茅ヶ崎「ゲームあんま得意じゃないんでしょ?俺について来られるかな?」
『うーん…多分大丈夫!てか、教えて!』
仁坂の目はいつになくキラキラしてた
姉「お待た…せ…」
茅ヶ崎「あ、姉さん」
姉「その子…」
茅ヶ崎「俺のクラスメイト」
『はじめまして、仁坂Aです。茅ヶ崎君とは仲良くしてもらってます』
姉「もしかしてこの前送ったっていうのは…」
茅ヶ崎「そ」
姉「よくやった至!!」
『え「2人はいつから付き合ってるの?告白はあなたから?」ちょっ、待ってくださいお姉さん!』
姉「きゃー!お姉さんだって至!」
茅ヶ崎「姉さん落ち着いて!俺たち付き合ってない!」
『…///』
姉「あれ?そうなの?さっきの2人、はたから見たら完全に恋人だったけど?まぁAちゃんだったら、いつでもお嫁に来ていいからね!」
茅ヶ崎「姉さん!」
姉「まだ15時だし、私タクシー呼んで帰るから、2人でデートしてきなよ!」
茅ヶ崎「だぁかぁらぁ!「夜帰って来なくてもうまくカバーしといてあげるから!じゃ、バイバーイ」ちょっ!?」
『行っちゃったね…』
茅ヶ崎「まったく…ごめん、姉貴はいつも話を聞かないんだ」
『いいよ、別に。すごい綺麗なお姉さんだね』
茅ヶ崎「中身はあれだけど」
『それを言ったら茅ヶ崎も…』
明らかにしまったという顔をして口に手を当てている
つまり仁坂は、俺の見た目はイケメンだと思ってるってことになるわけで…
To be continued…
124人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨菜 | 作成日時:2019年3月22日 23時