Review.7 ページ7
茅ヶ崎「もう遅いし、途中まで送るよ」
『いや、悪いよ。遠いし…』
茅ヶ崎「人通りが多いと言っても、女子なんだから」
それにお前、美人なんだし尚更
『じゃあお言葉に甘えて』
それにもう少し、一緒にいたい…気がするから
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茅ヶ崎「家、天鷲絨駅付近じゃなかったんだ」
『いっつも稽古が夜にあるから天鷲絨駅で降りてただけ』
仁坂の家は高校の最寄り駅付近だった
『だから遠いって言ったのに…でも、送ってくれてありがと』
茅ヶ崎「こんなに遅くて、親御さん心配してるんじゃ」
『…いないから大丈夫だよ(ニコッ』
茅ヶ崎「えっ…」
俺、地雷踏んだ?
『じゃあまた学校で!次はゴールデンウィーク明けだね』
茅ヶ崎「ちょっ…待って!」
『っ!』
反射的に仁坂の手を掴んでいた
茅ヶ崎「あ、あの…」
『あ、親のこと?別に気にしないで』
茅ヶ崎「…」
『また今度話すよ!』
茅ヶ崎「連絡先…」
『?』
茅ヶ崎「連絡先、まだ知らない」
『あぁ、そうだったね!』
お互いにスマホを取り出し、LIMEを交換した
そういえば、同級生とLIMEを交換したのは初めてかもしれない
『あ、お互いに隠し事は無しって言ったけど、他言無用だからね!』
茅ヶ崎「“他言無用”とか知ってたんだ」
『一応あなたと一緒の高校に受かってるからね?!』
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茅ヶ崎「ただいま〜」
姉「おかえり至。随分遅かったね」
茅ヶ崎「人を送ってきたから」
姉「もしかして女の子?(ニヤッ」
茅ヶ崎「そうだけど」
姉「え、マジ?作戦成功してるじゃん!今度紹介してよ」
茅ヶ崎「別に彼女じゃ…」
何故か言葉に詰まってしまった
俺たちは今どういう関係なんだ?
茅ヶ崎「俺部屋籠るから、邪魔しないでよ」
姉「わかってますよー」
To be continued…
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作者名:梨菜 | 作成日時:2019年3月22日 23時