【あんスタ】あんずちゃんを超えられない。

38話 ページ41

ドリフェスはトーナメント方式。



だから1回戦目で出ているユニットの半分が負けてしまう、そんな過酷な戦い。





1回戦目で勝てるユニットはいつも練習に熱心だったところだった。


ここまでは予想出来ている。

そして2回戦目...。fineの登場だ。






すごい差...


fineはどんどん上に上がって行った。


そしてfineに当たらず、着々と上に上がってきたユニット。

犬をモチーフとしたユニットでみんなに癒しを与えるようなユニットだ。







そしてー...





決勝。


｢大丈夫だよ！...さぁ、いってらっしゃい。｣




私に見送られて舞台へと上がったのは癒しのユニット。




そして相手はfine。



最初はfineからだ。

決勝では3曲の歌を披露できる。



だからここではセトリも重要になってくるし、体力ももっといるようになる。



...天祥院英智は病弱で体力がすくないはず。

彼には申し訳ないけど...たまには他のユニットに勝って

もらわないと面白くないからだ。

ーなんて考えているうちにfineのパフォーマンスは終わり、次のユニットへ。







最初はアカペラから入る曲でみんなを引き寄せる。

綺麗で、儚い歌声を持つこのユニットにはもってこいだろう。



アカペラが終わって、曲が入る。




そして、歌い出そうとしたー。

その時。







ﾌﾟﾂﾝ




｢えっ！？、なに...停電！？｣

｢暗くて何も見えなーい！｣

｢トラブル？｣ ｢はぁ...最悪。｣







辺りが急に暗くなった。



...どうして！？


私は急いで照明の所へ行った。





｢...ブレーカーが落ちた？｣




そう、ブレーカーが落ちた。



そういえば私...。fineのライブでは照明強めにねって言われて最大まで

私は照明を強くした。

そしたらこんなことになるなんて思ってなかった...。

これは私の確認ミスだ。









ー優勝は...fineです！ー









｢今回のドリフェスって全部あいつがやったんだって｣


｢じゃあ照明落ちたのも...あいつのせい...だよな｣



｢おれ、あのユニット応援してたのになぁ...！｣






｢なんかあいつ...死神みたいだな。｣









ーそうして私はもうプロデュースの仕事を貰えなくなり、

1人で過ごす日々を送っていた。



　▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼







そして、プロデュース科の転入生がやってきた。

39話→←37話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す