27話 ページ29
朔間凛月くんは、本当に朔間って呼ばれるのが嫌いらしい。
なんだか申し訳ないね。
｢...ええと、ごめんね？さくっ...凛月くん。｣
｢...｣
...いや、無理。
このさ...凛月くんの鋭い目には耐えられない。
それを見かねたあんずちゃんは、
｢あの、もうすぐ始まるのでスバルくんの代わりに行ってくれませんか？
あの、真くんの...｣
ああ。あんずちゃん...気遣いが上手い。
私ももっと、上手にならないと。
あんずちゃんを超えることが私の目標なんだから！
｢あの...先輩って、私を超え｣
｢じゃあ行ってくるね。がんばって、応援してる。｣
ーあんずちゃんが言っていることは察せた。
どうしてあんずちゃんを越えようとするのか。
それは、普通でしょ？
上級生として...先輩プロデューサーとして恥ずかしいじゃない。
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼
校舎の廊下を走っているとスバルくんを見つけた。
｢スバルくんっ！｣
私が声をかけるとビクリと反応した。
｢シーサー先輩...！｣
あれっ。
スバルくんがこちらを振り向いたことで真くんの存在は確認できた。
良かった。見つかったんだ。
ていうかどこにいたんだ...今まで。
｢...あんた、前に衣装室であった。｣
どうして...瀬名くんがいるの。
どうして苦手な人と連続で会わないといけないの...。
とはいえ、もうすぐ始まってしまうので私は真くんとスバルくんの手首を掴んで
強制的に連れていこうとした。
｢わっ、ちょ...！？｣
｢シーサー先輩っ！ウッキー、ずっと
閉じ込められてたから急に動かさない方がいいかも。｣
｢えっ｣
ちょっと想定外の単語が出て困惑している。
本当にどうしちゃったの。
すると後ろで瀬名くんがなにかブツブツ言っているのが聞こえた。
...。
｢2人は先に行ってて。もうすぐ始まるよ。｣
といい、2人を先に行かせた。
...どさくさに紛れて瀬名くんも行こうとしていたので止めた。
｢ちょっとぉ、何？こっちだってこれからあんた達と戦うんだけど〜｣
｢...どうして真くんを？｣
聞くと瀬名くんははぁ？という顔をして。
どうやら真くんにはKnightsがいいだとか。
どうしてこう、苦手な人とぶつかることになるんだろうね。
｢瀬名くん...私はあなたを許さない｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫愛りあ - あんずちゃんは天使だと思います！夢主ちゃんも天使だと思います！アイドルも天使です！解決！ちゃんちゃん☆（はっ？） (1月27日 14時) (
レス) @page13 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - あんずちゃん…もしかして魔法解いたせいで忘れてる……？夢主ちゃん…大丈夫だよ…だから、道を踏み外さないで…大切な人を失わないように、真実を全部知って…受け入れて…夢主ちゃんならそれが出来るはずだから…1人じゃないから…。happy end期待してます。 (2018年9月7日 4時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻ｰりんねｰ(プロフ) - 続きがとっても気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年8月28日 0時) (レス) id: bccc46f8e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むらさき | 作成日時：2018年8月8日 23時
