呑まれる前に《呪術廻戦》

(名前)side48 ページ50

___
______
A「違うっ！！！私じゃないっ..！！！」



その日の夜
私はいつも通り過ごしていたはずだった



部屋の隅から何か気配を感じて急に怖くなった私は広間へ行き気を紛らわそうとした



広間にはみんながそれぞれの時間を過ごしていた
私が入った瞬間、食器やナイフが全て落ちた



ナイフが少しかすった子もいた
「いっ............」
「大丈夫！？血が........！」
「ちょっ...謝りなよ！」



違う、私じゃない、私は何もしていない
勝手に食器が落ちたんだ、違うの？



「ちょっとどうしたの！？」


「Aちゃんが_________！！」
いつも声をかけてくれる子、きっと分かって_____



「えっ__________最低」
あぁ最悪な気分だ。少しでも心のどこかで信じていた自分が馬鹿だった



私じゃない私じゃない私じゃない私じゃない
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う




どんどん大きくなる私への批判の声
A「私は........私は...」






A「私はやってないっ！！！！！！」






大声を出した瞬間、また皿が割れて静まり返る



何これ、これじゃあまるで私は......




大雨の中、私は何も持たずに施設を飛び出した



ただ無我夢中に走った
何もかも忘れたくて




私はどこで間違った？
何がいけなかった？
どうして..........




あぁそうか......全部....







A「..............私のせいだ」
涙を洗い流すように私は雨が降る真っ暗な空を見上げた







-------
続編ができました！！
いつも読んでくださっている皆さんありがとうございます！！


呑まれる前に2《呪術廻戦》

この小説の続きへ→←(名前)said47

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す