#１９４ -RYOTA side‐ ページ46
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女「Hey, Ryota．Would you like to go to dinner this evening?(ねぇ、涼太。今日の夜、ご飯行かない？)」
「sorry．I don't play with women(ごめん、僕女性とは遊ばないんだ)」
僕がそう言って歩いて行けば、後ろで舌打ちをする女性の声がした。
ここでの生活も、やっと慣れてきた。
こっちの大学で、好きなだけ音楽を勉強できているのは全部両親のお陰。
言われた通りに生活するのは、窮屈で仕方ないけど今はしょうがない。
全部、彼女の為なんだから …
去年の年末に僕がAを連れて家出した時のことを、こっぴどく叱られた。
僕の行動に対してじゃなくて、彼女にしたことに対して、を。
合宿も終わって、オーディションも終わって、憔悴しきったAを家まで送りに行って。
直己さんは両親に言われていたのか、向かったのは家ではなく逃げ出したあの会場。
「どうしてここに … ？」
この質問に答えてくれなかった時、これは両親の仕業なのだと確信した。
仕方なく会場に入り、顔を合わせたくもない両親と再会。
目を合わせずに扉の前に立っていると、母が「こっちへ来なさい」と今までに聞いたことのないような優しい声で語り掛けてきた。
足元を見たままゆっくりと歩いていくと、待ちきれなかったのか母の手が伸びてきた。
母「この、バカ息子 … 」
こんなに母は小さかったかと、こんなに温かったかと、久しぶりに感じた母の存在に思うことがたくさんあった。
「かあ、さん … 」
母「全く、後先考えないのはお父さんそっくりよ」
母さんは父さんの方を見て笑って、父さんは照れ臭そうに「うるさい」と顔を逸らした。
それから話してくれた、あの後のことを。
あの場にいた外国人のお2人は、海外の音楽学校の先生たち。
先生たちに審査をしてもらって、大学に入れるかどうか審査しているときにあんなことをして、正直Aにも龍友くんにも留学すると言ったものの実現するか分からなかった。
でも、その先生たちは今日のオークションの配信を見て関心していたらしい。
「好きな女性の為にあそこまで出来る男性はそういない。音楽のセンスも素晴らしくて感動した」と。
彼女が来る前に多少の審査は終わっていたこともあって、本格的に留学の許可を得たらしい。
「じゃあ … 明日から … 」
母「そう、ね … 明日、飛ぶことになるわね」
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
