#１４７ -RYOTA side‐ ページ49
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彼女には迷惑なことだったかもしれない。
僕の家庭事情に巻き込んで、こんなところまで連れてきて。
現在夜中の2時。
彼女がお風呂に入ってる間、直己さんから借りた携帯で龍友くんに電話を掛けてみる。
寝てるかと思いきや、割とすぐに出てくれた龍友くん。
龍「ちゃんと生きてたか」
「勝手に殺さないでくれます？」
僕だって、こんな慣れないことして極度に緊張してる。
一人じゃ何もできなくて、直己さんや龍友くん、それにAにまで頼って。
でも、龍友くんの声を聞いたら少し気が楽になった。
龍「Aと一緒におるんか？」
「うん、海のコテージに今2人きり」
龍「おぉ … やるな王子も … 」
いつもと変わらない龍友くんの接し方。
これが僕を冷静にしてくれる。
「ちょっとやりすぎたかな … 」
こんな経験はないし、思い立ってこんなことに来てしまったけど、この先のことを全く考えてなかった。
オーディションだってだ最終審査が残っているし、こんなとこにいたら4人で練習だってできない。
彼女だって、龍友くんにベースを預けたままだし …
龍友くんにそのことを告げると、とりあえず明日ベースを持ってきてくれることに。
今日は遅いからと電話を切ろうとすると、最後の龍友くんの一言。
龍「彼女のことが可愛いからって焦んなよ」
僕の返事も聞かずにブチッと切られてしまった。
それは龍友くんの方でしょ。
告白する前にリサさんこのことお持ち帰りして、今後悔してるんんだから。
その一件で、世間知らずの僕はしっかり学んだんです。
「もう … 僕のことバカにしすぎだよ」
ソファーにスマホを投げ捨ててムスッと不貞腐れていたら、Aが丁度お風呂から上がってきた。
『電話、龍友くんですか？』
「よくわかったね」
『口調で何となくわかりました』
ちょこんと隣に座る僕の可愛い姫。
――――――――――「この先、興味ある … ？」
自分で聞いておきながら、言ったことへの後悔をすでにしている。
このまま彼女のことを押し倒したら …
ボーっとしている僕の顔を不思議そうに除き込む彼女の姿で正気に戻る。
「 … このままじゃ風邪引くから、早く髪乾かしな」
この、根性なしの片寄涼太め …
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！！これからもちょこちょこと頑張ります！ (2019年9月10日 7時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください！続きがある気になります！ (2019年9月9日 21時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - aoiさん» いつもありがとうございます！！やっぱそのお話が人気ですね！これは最有力候補...これからも、純情不協和音をよろしくお願いします！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - bluestarさん» 占ツクでの連載はお待ちくださいm(*_ _)m (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - いつも読ませて頂いてます！いま募集している内容のことなんですが、涼太くんと隼のストーリーが見たいです！純情不協和音も楽しみにしていますので、これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 76f60be2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年8月21日 14時
