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リサさんの結婚式が終わった後、他の参列者さんたちが2次会へと向かう中、私と玲於は仕事がある為ここで退席した。
それについてくるように涼太くんと龍友くんも付いてきて、久しぶりに4人でこうして夜の街を歩いている。
誰も口を開こうとせず、街の喧騒だけが私たちのBGM。
4人が横に並んで、引き出物の入った紙袋を手に持って歩く。
龍「 … とりあえず、お疲れさん」
こういう時、一番最初に話を切り出してくれるのはやっぱり龍友くん。
『お疲れ様』と今日も新郎新婦の感想を思い思いに言いながら、ゆっくりと歩くこの時間がとても懐かしく感じた。
そして一通り結婚式の話が終われば、次に話題に上がってくるのは勿論私たちのこと。
玲「嫌がらせにも程があるよ、ったく」
『玲於が泣いてたのって、私が涼太くんのモノになっちゃうのが悲しくてだったの？』
龍「お前も単刀直入に聞くなぁ … デリカシーないんか」
遠回りして聞いたって、玲於のことだか話をはぐらかされて終わってしまうだけ。
だったら、こうして素直に聞くのが一番じゃん？
玲於が一歩前へ出て、私と涼太くんに立ち塞がるようにポケットに手を入れて仁王立ち。
玲「なにかあったら、本気で俺が取りにいくからな」
涼太くんはそれに対抗するように私の手を取り、指を絡めて手を繋いで見せた。
涼「できるもんならやってみな」
結婚したら、玲於とあんなにくっついたりできないのか …
そう思ったら、繋いでいた手を振り払い、前に居た玲於の腕に抱き着いていた。
『結婚するまで、玲於といっぱいこうするっ』
ぎゅーっと彼の頬自と分の頬をくっつけて、涼太くんに見せびらかしてみる。
まぁ、涼太くんはそれを良くは思わないですよね。
案の定、涼太くんは私と玲於の間に入って間を引き裂こうとしてくる。
涼「それはっ、絶っ対に許さないからっ」
玲「だったら早く日本に帰ってくることだな」
『大丈夫、私はいつまでも待ってるから』
龍「仲良いんだから悪いんだか、わからんな … 」
こうして気の許せる仲間と笑っていられる時間が、何よりの宝物。
これまで色んなことを一緒に乗り越えてきて、この先例え何か起きたとしても乗り越えられる気がする。
やっとの思いで私たちを引き離して、少しむくれた涼太くんに手を引かれて前を歩いてると、玲於が「A」と名前を呼ぶ。
「婚約、おめでとう」
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» ありがとうございます(^ω^) (2020年2月26日 17時) (
レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください。 (2020年2月25日 22時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» お待たせしてしまって申し訳ございませんでした...これからもどうかよろしくお願いします！！！ (2020年2月18日 14時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新待ってました。ありがとうござます！ (2020年2月17日 21時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 華凜さん» コメントありがとうございます！玲於ちゃんのお話は色々考えているので、投稿するまで待って頂ければ幸いです。 (2020年1月6日 19時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年10月18日 14時
