#１６ ページ16
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雅｢なんで今日はニノの好きな料理なの！！｣
和｢うるさいなぁ、文句だったらJに言いなよ｣
買い物カートを押してる私の両サイドを固めて、私の頭上で言い合ってる相葉さんと二宮さん。
『あのぉ … もう少し静かにしてもらえないですか … 』
和｢ごめんね、相葉さんうるさくて｣
雅｢俺は納得いってない！！ハンバーグの気分じゃないの！！｣
学校帰りに松本さんからもらった連絡。
松本 潤迎えにニノと相葉ちゃん行かせるから、そのまま買い物してきて!
添付されたメモに書かれてる物を、次々とカートに入れてく私。
でも、その隣ではまだ喧嘩は続いていて …
もう、いいよね。
『いい加減にしてくださいっ！！』
帰り道でも続いてたその喧嘩にそろそろ嫌気がさして、スーパーの中なのにも関わらず思わず叫んでしまった。
完全不意打ちで目を丸くして私を見つめる2人に詰め寄る。
『今日は二宮さんの食べたい物、明日は相葉さんの食べたい物をリクエストするんじゃダメなんですか！！』
雅｢いや … ダメ、じゃないけど … 」
和｢ほーら、相葉さんのせいで怒られた｣
二宮さんの余計な一言でまた火種が …
私が話に首を突っ込んでもどうせまた同じ道を辿ることになる思い、言い争う2人を先を歩かせて後ろから静かに付いてく。
『どっちが子供なんだから、これじゃわかんないよ … もう … 』
――――――――――――ふう …
… え？
首元に風を感じた時には、すでに遅かった。
男｢いい匂いだね、お嬢ちゃん … ｣
知らない息を荒げた男に後ろから抱きしめられ、首に手を添えられたと感じた時にはもう遅く。
『 … い、やっ』
男｢大丈夫、ちょっとチクッとするだけだから｣
前を歩く2人は全くこちらの様子に気付く気配はなく、そのまま歩き続けて彼らの背中がどんどん遠退いていく。
『たすけ … ぁがっ！！』
男｢ダメだよ、静かにしてなきゃ｣
口の中に手を入れられて声を荒らげることができなくなる。
手を伸ばしても届くはずがなく、こんな時なのに周りには誰も人が通らない。
やだよ、こんなの。
2人のバカ。
2人は … 私の天使なんじゃないの …
涙ぐむ目を強く瞑り、頬に伝う涙。
もう逃げられないと覚悟した時。
――――――――――――ザ … ッ
重く体に感じていた圧が、何かが切れる音と共になくなった。
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夜天(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！�△發修譴覆蠅棒瀋蠅聾任泙辰討襪里如�近々続編出すかもです！ (2020年11月20日 19時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - つかささん» ありがとうございます！これからもドキドキさせちゃうので覚悟しててください！！笑 (2020年11月20日 19時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして。Twitterの方でもフォローさせていただいてます。私は牢獄のお化け屋敷が好きなので、次回作は�△�いいなと思います。第二部も楽しみにしています。 (2020年11月20日 18時) (レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - すっごく面白いです！！！5人に守ってもらう展開にすごくドキドキできます！第二部も楽しみです！応援しています！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: 9731f00be7 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！ (2018年8月10日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年8月9日 8時
