No.35 ページ37
翌日。
コンコンッ…
誰かが扉をノックした。
『はい、今開けます……』
ゆっくり扉を開けると、目の前にはブロンドの髪の女性……
『ベルさん!おはようございます。』
ベ「Hi,kitty! 今日はショッピングに行きましょう。」
私は、どうぞ、とベルさんを部屋に入れた。
ベルさんは部屋の中をぐるりと見回している。
ベ「私からのプレゼントは届いたみたいね。」
『はい!クローゼットに入れてあります。』
昨夜、ジンさんがいなくなった後に部屋の隅の包みを開けてみたら、沢山の洋服が入っていたのだ。
デニム生地のショートパンツやガーリーなトップス、キャットスーツまで、全てがおしゃれなプレゼントだった。
(ベルさんって、お金持ちなんだなぁ…)
クローゼットの中の大量の服を思い浮かべて、ほぅと息をつく。
ベ「今日は…そうね、これはどうかしら?」
ベルさんが選んだのは、黒のニットと灰色のタイトスカート。
大人っぽいけど、スッキリしててかっこいいシルエットだ。
『ありがとうございます!これにします!』
ベ「気に入ってもらえてよかったわ。
kittyが着替え終わったら、出発しましょ。」
ベルさんはそう言って、ドアにもたれ掛かって携帯を触り始めた。
.
服を着替え終えた私は、ベルさんとお買い物に出かけた。
正確には、お買い物というよりは、デートのようなもので……
『あ、あれ、美味しそうですね…』
ベ「食べたい?なら買いに行きましょ。」
『いいんですか!?やった……!』
ベ「…全く、可愛いkittyだこと。
何味が好きかしら?」
『えっと、チョコがいいです!』
ずっとこの調子で、甘やかされている。
最初こそ遠慮したものの、ベルさんは私を甘やかすのをやめるつもりは無かったようだ。
そして、私が奢ってもらったチョコアイスを食べ終わった時、ベルさんは私の手を引いて近くの高級そうな洋服屋に入った。
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mf12mfc(プロフ) - 続き楽しみにしています! (9月27日 0時) (レス) id: 77539e2974 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白かったです! (6月1日 1時) (レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
ラビィ(プロフ) - ゆさん» まだまだ皆様の想像とは誤差が生じているかもしれませんので、これからなるべく原作のジンを目指して書いていこうと思います!頑張ります! (5月28日 22時) (レス) id: 339bc50a01 (このIDを非表示/違反報告)
ラビィ(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます!更新のペースを落とさないよう、努力します! (5月28日 22時) (レス) id: 339bc50a01 (このIDを非表示/違反報告)
ラビィ(プロフ) - ひめちゃまさん» ありがとうございます!より素敵な物語を書けるよう頑張ります! (5月28日 22時) (レス) id: 339bc50a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラビィ | 作成日時:2023年5月7日 17時