No.1 ページ2
「んーー……暇だ」
バイト先の客のいないカフェで、私はカウンター席でくつろいでいた
今は昼前くらいの時間帯、案外客が少ないのだ
そんな事を考えていると、後頭部を軽く小突かれた
「いてっ、先輩何ですか折角くつろいでたのに」
先輩「何ですかじゃないよ!全く、客がいない時何時もそんなんだね…店長が呼んでるよ?何かある人にケーキ届けて欲しいみたい」
「へー、ケーキを……」
先輩「因みに作るのはアンタだってさ」
え、うそん。焼くのめんどくさい
先輩「面倒でも頑張って作りなさいよ。アンタ作るの美味いんだから」
「え、先輩何時からエスパーに?」
先輩「バッチリ声に出てたよ」
「oh…まぁ取り敢えず作ってきまーす。ケーキは何作ったら良いんですか?」
椅子から立ち上がりながらそう聞いた。
先輩「えーっと、確か…チョコとショートだった筈よ」
「うわぁ…」
先輩「嫌そうな顔しないの。ほら行った行った!作ったら箱詰めて店長の所行きなよ?」
「分かりましたお母さん」
先輩「私はアンタのお母さんじゃないし産んだ覚えないよ」
「冷たい…対応が塩並みに冷たいよ先輩……」
まぁいいや、取り敢えずさっさと作ろう
そうして私は厨房に行き、作り始めた
色々あってケーキは2つとも完成した。
ん?何でそんなに早いかって?(聞いてない)
……小説の力さ!メタいとかは気にしないで
取り敢えずケーキを箱に詰めて店長のいる部屋まで向かった
「店長ー、言ってた通り作りましたよ」
店長「早かったね、てっきりもっと遅いかと思ったよ」
「早く作らないと先輩からの威圧が怖かったので」
そっかと苦笑しながら店長は言った。他人事だと思ってるな店長この野郎(実際そう)
おいカッコ五月蝿いぞ(すんません)
まぁその後店長に届け先を聞いて、バイトでコツコツ貯めて買った愛用のバイクに乗って目的地に向かった
短い…次に軽くAさんの過去が出ます
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作者名:零[ゼロ] | 作成日時:2018年10月11日 14時