第二十一話 ページ22
ヤミはアスタを左手で掴むと振りかぶった。
ﾔﾐ「今ここで限界を超えろ」
そして文字通りアスタを水球に向けてぶん投げた。
ｱｽﾀ「ふんがぁあああ」
アスタは最初は驚きながらも、魔導書から剣を引き抜き水球を真っ二つに叩き割る。
水球は水しぶきを上げながら割れ、ノエルは解放された。
そしてアスタとノエルは重力に従って、落ちてくる。
ｱｽﾀ「(あ、ﾀﾋんだ)」
ﾌｨﾝﾗﾙ「空間魔法 ”堕天使の抜け穴”」
フィンラルの空間魔法により、助け出された二人。
当たりには水球により、雨のように水が降り注ぐ。
ｱｽﾀ「生きてたァ―――！！」
ﾔﾐ「よくやった小僧」
ｱｽﾀ「―――…うすっ！！あッ、オイオマエ！」
アスタはノエルを勢いよく振り返り、倒れこんだままのノエルは体を震わせる。
『この出来損ないめ…』
ﾉｴﾙ「(また…馬鹿にされる…)」
ｱｽﾀ「なんちゅー魔力持ってんだよ！！すっげぇーな！！」
アスタから放たれた言葉は、中小の言葉ではなく尊敬の言葉だった。
ﾉｴﾙ「え…」
ｱｽﾀ「オレ魔力無いから羨ましーぞチクショォオ。特訓して自在に扱えるよーになれば、オマエ無敵だな！！オレも負けねーように頑張んねーと」
アスタの言葉に目を見開くノエル。
ﾏｸﾞﾅ「何だ魔力がコントロール出来なかっただけかよ、早く言えよ出来損ない王族。オレ達は出来損ない集団『黒の暴牛』だぞ。テメ―の欠点ごときどーってこたねぇんだよバカタレ」
ﾌｨﾝﾗﾙ「とにかく無事でよかったねぇ〜、ところで美味しいパスタの店があるんだけど、今度一緒にどう？」
ﾁｬｰﾐｰ「その前にとりあえずコレ食べてみ？」
ﾊﾞﾈｯｻ「私魔力のコントロールだけは超得意だから、教えてあげるわよぉ〜。あと大人のテクニックとか♡」
仲間達の優しい言葉にノエルは目に涙をためる。
アスタは、ノエルの下へと行き右手を差し出す。
ｱｽﾀ「ほいよ！」
ﾉｴﾙ「…よろしくお願いします」
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こーひー(プロフ) - 失礼します！面白い作品で大好きです。あと少し気になったことが...暴力罪という物ですが、暴力罪という物は存在しないと思います....正しくは暴行罪では...?余計なお世話でしたらすみません... (2022年8月30日 17時) (
レス) id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
しの - この作品好きかも、これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2021年11月29日 20時) (レス) @page15 id: 7c50de91a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2021年11月22日 21時
