花様年華【TH】 (ページ16)

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花様年華 pt.1 ページ16

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あれは、Aが配属になったばかりのことだった

YG 「ヒョンの友達の彼女？」

「そー。友達は変なやつだけど、彼女は良い奴だから」

Aのことを、俺の知り合いのスタッフから聞いた

だから年齢だって知ってるけど

メンバーの前では知らないフリをした

「まぁでも、深入りするなよ」

YG 「…なんでですか」

「その方がユンギのためだよ」

この言葉で

様子を見た方がいいと思ったから

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『Aです、よろしくお願いします』

美人のくせに

何を考えているのか分からない無表情

だけどジョングガには表情を変えるから

…あいつも、なにか知ってんだろうなって思った

そう思っていた矢先

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『すみません、今日は早上がりします』

俺だけが楽屋に残っているときに

Aはそう言って帰った

メンバーは知らないことだと思うけど

俺はあの時のことを鮮明に覚えている

『…今行くから、迎えには絶対来ないで、っ』

楽屋を出ていくときにそんな声が聞こえて

…あぁ、彼氏と喧嘩してたんだろうなって思った

その時はその程度だったけど

問題は次の日だった

JK 「何、この傷」

『…火傷したの、昨日』

微かに聞こえてきたこんな会話

後で俺にメイクをしてくれているときに

Aの腕に目をやると

紐できつく縛られたような跡があった

…これを火傷は言い訳苦しいだろ。

そう思いつつもAの顔を眺めて、こう言った

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YG 「テヒョンさんと、上手くやってんの？」

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