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足の激痛と水でびしょびしょになった不快さに耐えて、ずっと座り込んでいると、3時間目の始まりを告げるチャイムが鳴った。


流石に今は教室に戻りたくない。


そう思った途端、涙が溢れて止まらなくなった。


なんでシルクと仲良いだけでこんな目に遭わないといけないの。


シルクを避けるなんて出来ない。


私はちゃんと、シルクは本当はいい奴だって事を知ってる。


いじわるばかりしてくるけど、根は本当に優しい奴。


そんなシルクを避けるなんて出来ないよ。


辛すぎる。


私、どうしたらいいんだろう。


その時だった。


ガラッ


シ「A!!」


あ「シルク・・・」


こんな姿、シルクには見られたくなかった。


シ「なんだよこれ。誰にやられたんだよ!?」


あ「・・・私。」


シ「は?」


あ「間違えて転んじゃって花瓶が倒れたの。」


シ「嘘つけよ。こんな所、誰かに呼び出しとかされないと来ないだろ。しかもお前泣いてるし。」


あ「泣いてなんかないしっ。」


シ「素直になれよ。可愛くないなぁ。そうやって何でも自分1人で解決しようとするところがお前の悪いところ。少しは頼れよ。」


あ「別にそんなんじゃ・・・」


シルクには、全部分かるんだ。


また涙が溢れ出す。


シ「・・・泣くなよ。俺、そんなに頼りないか?」


あ「・・・違うっ・・・!」


正直、何の涙なのか自分でもわからない。


でも溢れ出した涙は止まらない。


そんな私を、シルクはぎゅっと抱きしめてくれた。


心臓が大きく飛び跳ねる。


あ「馬鹿っ・・・シルクまで濡れちゃう・・・」


シ「俺は別にいい。」


あ「何でこんなことするの・・・」


シ「分かんね。俺がこうしたいだけ。」


あ「何それ・・・」


これ以上好きにさせないでよ。

胸ぐら→←的中



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作品ジャンル:恋愛
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さくら - コメ2回目です!私アバンティーズ見たことなくって、見てみたらめっさハマりましたぉ♪ (2017年5月10日 23時) (レス) id: a226722547 (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2017年5月5日 23時) (レス) id: 306262a905 (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - るるるさん» ご理解ありがとうございます(´;ω;`) (2017年5月5日 23時) (レス) id: 306262a905 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私はFischer'sのシルクロードが物凄く大好きで内容も凄くキュンキュンしました!早く次のが見たいので、更新楽しみに待ってます!これからも頑張って下さい!(≧∇≦*)(長文失礼します) (2017年5月5日 23時) (レス) id: a226722547 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - 大木さん» 分かりました!!楽しみに待ってますね!頑張ってください!! (2017年4月28日 23時) (レス) id: 322c105072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:大木 | 作成日時:2017年3月19日 2時

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