私の幼馴染は。7【吉沢亮】

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お昼も過ぎた中途半端な時間。

手を繋いで歩き出したのはいいけど
どこに行って何をするかも全く決まってない。

流れるままに歩いて、ついたのは結局
いつもくる大きなショッピングモール。



『何も決めてないとここに来ちゃうよね』

「たしかに」



環奈ちゃんと遊ぶときもここにすごいきた気がする。
なんでも揃ってるからすごく助かるんだよな。

そう思っていると亮ちゃんから「入る？」と声が聞こえて大きく頷いた。



『お揃いの服買っちゃう？』

「久しく買ってないね〜、
付き合ってない方が付き合ってる感あったよね」

『夢の国行きたい』

「亮ちゃんが長期休み取れたら行こっか」

『Aも長期休み取れないでしょ』




福田監督のおかげでいろんなところで名前が売れた亮ちゃんは
そのお顔もあって、今や超人気俳優さん。

長期休みなんて3日くらい取れればいいほうで
毎日仕事の生活を送っているから
わたしと出かけたことが負担にならないように気をつけなくちゃ行けない。




『そういえばこのあいだ、』




楽しそうに仕事のことを話してくれる亮ちゃんがいてくれればなんでもいいと思えるから。



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