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14話☆ ページ17

かるはside

まただ。

また、美緒がクソみたいな連中に声を掛けられた←

美緒は、可愛いから男の人に声を掛けられるのは分かる

でも‥‥

だからこそ、美緒に声を掛ける連中が許せない

お前らごとき、虫けらのような分際が美緒という、女神に気安く喋って良いと
思ってんのかぁっ!!!??←激おこ

美緒の手を引いて、帰っていると後ろから
ナメクジ‥‥じゃなかった

中原がやって来た

か「‥‥何?」

中「いや、さっきは‥‥。その。俺の部下が襲いかかってすまなかったなァ」

美「全然大丈夫!!私、体術得意だから
ケガもないし!かるはも安全だったし!」

中原と美緒がまた、楽しそうに喋り出す

か「‥‥っ」

僕は、そのまま、二人が喋っている間に家の反対方向へと向かって歩いていった

か「‥‥何、アイツ‥‥。何で、美緒に近づくの?」

『ケハハッ!ピエっピエエ、ピッ(美緒って子を取られて嫌なのですか?)』

か「そりゃ、嫌‥‥。え?」

左手のピエロを見つめる

か「‥‥コイツ、喋ったあぁぁっ!!??」←

『(我が主。かるは様っ!!僕は殺人ピエロで
ございますっ!お悩みですか!?
主を悲しませるなど、僕からすれば
見るに耐えかねません)』

『(何でも、ご相談ください!)』

見かけによらず意外と元気いいな‥‥コイツ‥‥←

などと、思いながらピエロの頭を撫でる

か「ありがとう。でも、君からすれば
僕の悩みなんて、きっと興味の出るような物じゃないよ」

『(ずっと、1人だったんでしょう?)』

「へ‥‥?」

ピエロの言葉に驚く

『(確かに、こちらの世界へ来る前に友達はたくさん居ましたが、心の中ではずっと1人だったんでしょう?誰も彼もに本当の自分を隠して、
偽って‥‥違いますか?)』

そうだ、その通り‥‥

僕は、ずっと自分を押し殺して笑ってたよ

『(本当にピエロみたいですね)』

か「‥‥」

すると、いきなり声を掛けられた

「其処の、少年。君、この店で働かないかい?」

何処かの店の店長だろうか?

店の名前が書かれた紙を渡された

「女の方に、お酒を注ぐだけの簡単な仕事だよ。どうだね?」

か「‥‥。それ、ホストとか云うヤツじゃないですか?」←

しばしの無言。

だが、いきなり店長らしき人が僕を取り押さえようとした

「店には、君のような容姿の人が必要なんだ!!」

は?

僕は、そのまま、店長のみぞおちに蹴りを入れた

すると、直ぐに倒れてしまった

どうしよう‥‥また、美緒に怒られてしまう

15話〇→←13話〇



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作者名:山菜桜&山菜かるは | 作成日時:2017年12月2日 19時

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