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俺の過去の告白に驚いていたのは、あじと、視界の隅の方に映る湧
こちらは見てないけど
一瞬、肩をふるわせたのが分かった
...ユウは、気付いてたんだ
「...あの席替えがきっかけで、好きになって、一緒にいるようになって、
俺にも心開いてくれるようになって、嬉しかった」
俺にもちゃんと、あのぎこちない笑顔じゃなくて
あじたちにも向けてたような笑顔を見せてくれるようになって嬉しかった
でも、俺じゃ勝てないなってすぐ気付いた
ずっと視界の隅に写ってた部屋の奥に、視線を向けた
「...Aちゃんが俺に向けてくれる笑顔は、湧に向けてる笑顔には、勝てない」
「湧といるときのAちゃんが1番笑顔で、楽しそうで、可愛くて。あぁきっと俺は湧には敵わないんだろうなーっておもった」
すぐ気付いたのに、一緒に居ればいるほど、彼女に惹かれていて、好きなのをやめられなくて
結局俺は高校卒業するまでずっと、好きなままだった
大学も結局湧も一緒だし、もう脈ないなーって
そう思った時、ユウに告白された
ずっと、颯太のことが好きだった
ユウはそう言った
ユウは、優しくていい子だ
俺みたいなやつと中学の時からずっと仲良くしてくれてる
親友みたいな感じ
「...ユウのこと、好きになれる自信があったから
俺は告白を受け入れた」
「っ、」
「実際、本気で好きになった、Aちゃんへの気持ち忘れられるくらいちゃんと」
なのにあの日、俺はAちゃんを呼んでしまった
電話をかけたのは無意識だった
自分でも最低なことをしてる自覚はあった
けど、熱のせいでぼーっとする頭ではセーブが効かなかった
無論、そんなのは言い訳でしかないけど
「......あの日、Aちゃんに告白されて、振ってって言われたの。でも、一気に高校の時の記憶がよみがえって、
１回触れてしまったら、もうむりだった、...」
唇に触れてしまった瞬間、恋してたあの頃の気持ちが全部戻ってきてしまったんだ
あの日、俺が彼女の望むようにしていれば
ユウを傷付けることも
彼女が苦しみに耐えることも無かった
悪いのは、全部、俺だけだ＿＿＿＿＿＿
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ucst0307(プロフ) - きいさん» 完結おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです😭何度も読み返します！！ (2021年12月22日 0時) (
レス) id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ucst0307さん» お返事大変遅くなってしまいすいません🙇♂️とても嬉しいお言葉ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけていたら嬉しいです(^ ^) (2021年12月19日 16時) (レス) id: 5fec2377c4 (このIDを非表示/違反報告)
ucst0307(プロフ) - コメント失礼します。今一番楽しみにしている作品です！^ ^これからも楽しみに更新待っております♪ (2021年11月15日 0時) (レス) @page39 id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい
| 作成日時：2021年9月25日 0時
