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今日やっと、あの日の言葉の意味を知った
遅い、にそんな意味があったなんて想像もしてなかった
「ユウ、ホントにごめんなさい」
彼は立ち上がり、深く頭下げた
『ユウちゃん、ごめんなさい、...』
溢れそうになった涙を堪えて、私も頭を下げた
この堪えてる涙が何に対するものなのか、自分でももうよく分からない
彼の話は私にとってあまりにも衝撃的だった
「......私、知ってたんだ、」
私たちが頭を下げた状態で、ユウちゃんは話し始めた
「私、Aのこと許せないよ。もう、仲良くもできない。
...でも、私もずるいから」
「.....2人が両想いなこと、気付いてた」
思わず、頭を上げてしまった
隣の彼も、え、と小さく声を漏らした
「見てればわかる、颯太は特に、好きな人だから。
Aも、確かに心から笑ってるなーっていうのは湧くんといる時だったかもしれないけど、よく颯太のこと見てたから、多分好きなんだろうなって」
「知ってたのに、教えなかった。
そのまま卒業して、先に私が告白した。」
まさかOK貰えるなんて思わなかったけどね、って
ユウちゃんは痛々しく笑った
「...だからさ、私もずるいんだよ。親友の幸せ願えなかったんだから。」
「ユウちゃん、」
あじくんが、ユウちゃんの背中をそっと摩った
淡々と話しているのに、ユウちゃんの目からはポロポロと涙が溢れたまま
ユウちゃんは、何一つ、悪くないのに
なんでそんなことが言えるんだろう
こんな優しい人に、私はなんてことをしてしまったんだろう
改めて、自分の罪の大きさを痛感した
「颯太とは別れる。Aとも、もう会わない。
でももう、これ以上責めないし、もうこの話は掘り返さない。私が求めるのはこれだけ。」
＿＿＿2人とも、今までありがとう
そう言って涙を浮かべたユウちゃんの強く優しい表情を
私はこの先も、忘れることは無いだろう
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ucst0307(プロフ) - きいさん» 完結おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです😭何度も読み返します！！ (2021年12月22日 0時) (
レス) id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ucst0307さん» お返事大変遅くなってしまいすいません🙇♂️とても嬉しいお言葉ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけていたら嬉しいです(^ ^) (2021年12月19日 16時) (レス) id: 5fec2377c4 (このIDを非表示/違反報告)
ucst0307(プロフ) - コメント失礼します。今一番楽しみにしている作品です！^ ^これからも楽しみに更新待っております♪ (2021年11月15日 0時) (レス) @page39 id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい
| 作成日時：2021年9月25日 0時
