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「オレは責任とか抜きで、アイツを守りたいってずっと思ってたし、てか、小さい時からそうしてきたし...
だから隣に居たいって、好きだって言った、......」
そこで湧は言葉を詰まらせた
きっと、自分がしてしまったという "最低なこと" を口にする心の準備が出来てないんだろう、そう思った
......でも、それは違ったみたいだ
「......言うべきじゃない、ってオレも分かってんだけど」
「うん、？」
「オレ1人じゃ、抱えきれないからさ......」
あじも一緒に背負ってくんね、？
そんな捨てられた子犬のような目で見られたら
首を縦に振る以外の選択肢はない
なんだか嫌な予感がして、早くなる鼓動に逆らうよう
ゆっくりと頷いた
「......アイツら、浮気してる」
「っ、」
声が、出なかった
だけど、全く知らなかったわけではなかった
あの日、駅のカフェに行った日
隣に座ったAちゃんから僅かに感じた馴染みのある匂い
誰だっけ、この匂いって、記憶を巡らせて
頭に浮かんだのは湧の隣に座ってたうっちーだった
隣にいるだけじゃ、そんな簡単に匂いなんて移らない
でも、特別鼻がいいわけじゃないから確信はなくて、念の為と次の日電話して確認してやっぱり気の所為だったのだろう、とそう思ったけど
あの、Aちゃんに
見事に嘘をつかれてしまっていたということだろうか
「オレちょっと前から怪しいって思ってたんだよ...でも、昨日アイツの首んとこ見て、確信した
だから、傷のことも浮気のことも全部確かめに行った」
「でもオレ、アイツの口から颯太が好きって聞いたら、なんかもう嫉妬とか怒りとか悲しみとか、頭ん中ぐちゃぐちゃになって、っ...」
＿＿アイツのこと、無理やり押し倒した
消え入りそうな声で湧はそう言った
きっと、湧の言ってた "最低なこと" はこれだろう
「...最後まで、やったの？」
「いや、途中でアイツ泣いてて......それでオレもちょっと冷静になって、
...アイツそのままにして帰ってきた」
よかった、......いや、良くはなかったのかもしれないけど
きっと最後までしていたらこの2人は......
「......なぁ、あじ、」
「うん、」
湧が放った問いかけに、おれなんかが答えを出せるわけがなかった
「ユウに、伝えるべきだと思う＿＿＿？」
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ucst0307(プロフ) - きいさん» 完結おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです😭何度も読み返します！！ (2021年12月22日 0時) (
レス) id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ucst0307さん» お返事大変遅くなってしまいすいません🙇♂️とても嬉しいお言葉ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけていたら嬉しいです(^ ^) (2021年12月19日 16時) (レス) id: 5fec2377c4 (このIDを非表示/違反報告)
ucst0307(プロフ) - コメント失礼します。今一番楽しみにしている作品です！^ ^これからも楽しみに更新待っております♪ (2021年11月15日 0時) (レス) @page39 id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい
| 作成日時：2021年9月25日 0時
