【文スト】たとえ血の繋がりがないとしても

８日目 ページ9

先生side

芥川「じゃあな、桜空。」

桜空「うん、りゅうにぃいってらっしゃい！」

芥川「嗚呼。」

狛江「じゃあ桜空ちゃん、中に入ろっか。」

私は狛江夏希、保育士だ。
私が最近気になるのは折戸桜空ちゃん。
新しい家族により明るくなった。

と思ったのだが。

「さくらちゃんきょうもおにいちゃんだったよね。」

「さくらちゃんっておとうさんもおかあさんもいないでしょ？」

「さんかんにきてたひとたちだーれ？」

其の新しい家族の事で質問攻め。
此の子達に悪気は無いのだろうけど心配だ。

桜空「みんなさくらのおにいちゃんだよ！」

「じゃあパパは？」

桜空「………………いない。」

「なんでおにいちゃんだけたくさんいるの？」

私は見てられなくなり、パンッと手を叩く。

狛江「皆席に座って！」

「「「はーい！！」」」

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『桜空！遅くなって御免ね！』

今日のお迎えはお姉さんだ。

狛江「あの、お姉さん。」

『あ、はい。』

狛江「少しお話が…………」

『桜空、皆と遊んで御出で。』

私はお姉さんに気になっている事を話した。

『そうですか……………前から心配してたんですけど、何も云わないので。』

狛江「桜空ちゃん態にお家の事を理解しているんだと思います。」

『有難うございます。』

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