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10日目 ページ11

『夏祭りに行こうっ!』

芥川「然う云った類の物は恋人と行くのでは。」

『五月蝿い、虚しくなる。』

私には恋人等居ません。
なので皆を誘います。

中原「日付は?」

『明後日!』

太宰「Aと桜空ちゃんが浴衣を着るなら。」

『斬るよ。』

太宰「漢字可笑しい!」

間違えたんだよ…………多分。

浴衣は着るよ、と云い直す。
と「なら行こう。」と云う治。

太宰「必ず疾く帰って来るよ、例え国木田くんに文句を云われても。」

中原「定時か、頑張るわ。」

芥川「其れで、浴衣は如何するんだ。」

中島「僕等も着るの!?」

『当たり前。』

浴衣を買いに行きましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

太宰「A此れ着なよ。」

『ミニスカなんぞ着るか。』

治が指したのはふりっふりのミニスカ浴衣。
巫山戯るな、大学の友達も来るかもしれないんだよ。

太宰「じゃあ此れ。」

『はぁ?……………………好いじゃん。』

治が選んだのは黒に薄紫のツツジ(かな?)が入ったやつ。
御免よ、私花に詳しく無いんだ。

芥川「此れ等如何だろう。」

龍は黒、灰色、白の三色が交互に入った縞模様の浴衣。
シンプルなのは好きだよ。

中原「俺だったら此れだな。」

中島「僕は此れですかね。」

中也は焼けるような紅葉。
敦は水色に紫の花の刺繍。

『つかさ、自分の選べよ。』

中原「女の方が種類が多いから選ぶの愉しいだろーが。」

いや、知らねェよ。
つか女子か。

桜空「此れ!」

桜空が選んだのは白い生地に薄ピンク色で桜の花弁の刺繍がされた物。

太宰「違うね。」

芥川「違うな。」

中原「然う云うのはもっと、大和撫子みたいな奴が着る浴衣だ。」

中島「Aには程遠いよ。」

『手前等表出ろや。』

すると治が「然う云う処。」と云う。
にしても酷くないっすか。

『まぁ、私も此れじゃない気がするけども。』

中島「じゃ、桜空ちゃんは僕と選びに行こっか。」

桜空「うんっ!あつしにぃとえらぶ!」

中原「折角だし、幾つか試着すれば善いじゃねェか。」

『そうだね。』

先ずは4人のを試着。

そして

『此れかな。』

結局桜空が選んだ物に似た黒に淡いピンクで桜の刺繍がされた物。
選んだ時には男共は居なかった。
何なんだよ彼奴等。

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雪うさぎ@受験生のため更新遅いです(プロフ) - にこさん» すみません気づきませんでした!ありがとうございます! (2017年1月8日 14時) (レス) id: 8211922cb0 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - オリジナルフラグを外して下さい。通報されますよ。 (2017年1月7日 15時) (レス) id: d0614b1771 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪月うさ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月7日 10時

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