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ミス公安の武勇伝 vol.2 ページ34

「あ、安室さんおかえりなさい。」


「戻りました………なんだ、来てたのか。」


『えぇ、まあ。高校の友人に誘われて。』


そう言えば、このポアロを教えてくれたのも由美だったっけ。
こいつが紹介さえしなければ、私は公安人生の死に目を見ることは無かったのに…………
そう思い、由美の頬をつねった。


「いででで、なぁにすんのよ。」


『ちょっと恨みがあったから。』


「是非彼女の高校時代の話を聞いてみたいな。」


『聞いて楽しい話なんてないですよ?』


「おっ、Aの武勇伝聞きます?」


由美が言う武勇伝とは、多分あれの事だろう。
私は至極嫌な顔をしてみせるが、二人はにこにこと笑いあったままだ。
よくないノリの二人を会わせてしまったな。


「Aの噂は受験の日から出回ってましてね?そして入学式の日、こいつを人目見るべく、Aのいる3組の前は長蛇の列が出来たんです。」


「長蛇の列…………お前、本当にモテたのか……」


『いや、改めて言うと恥ずかしいんですが…………まあ、モテました。』


「こいつはざっと50人を振った女ですよ。」


『ちょっと由美!』


降谷さんの視線が痛い。
高校3年間、結構大変だったんだからな。
由美には男寄せにいいからって男女混合のカラオケにばかり連れていかれるし。


「美人で成績も優秀ときちゃ、モテてるわよね。まあ、球技はホンットに下手くそだったけど。」


『やめてよ。あんなの一生やんないから。』


「へぇ、球技が苦手なのか。」


「卓球は垂直に飛ぶし、バスケはドリブルできないし、バレーは顔面でボール受けるし。体育の時間は面白かったわよ。」


「今度、一緒に練習でもするか。」


私の運動音痴さに引くからやめた方がいいと思う。
見かねた教師にレポート課題の提出で評価を貰っていたほどだ。

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雪月(プロフ) - クロコクさん» 指輪ありますか!情報ありがとうございます!過去編は回想のつもりで書いてるので本名バレてないです!家族の件は、まあいっかなって!色々と目をつけていただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2022年6月20日 2時) (レス) @page49 id: ffbd885888 (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 家庭教師の所で夢主本名バラしちゃってない?気のせい? (2022年6月19日 23時) (レス) @page46 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 降谷さんの名前知ってる人少ないのに、家族に名前教えちゃって、いいのかな… (2022年6月19日 23時) (レス) @page39 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - 間違えた、ビックジェルで指輪はたまに出るのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page29 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)
クロコク - ビックジェルで宝石はたまに出てるのでありだと思います (2022年6月19日 23時) (レス) @page28 id: 3f3443590f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさ | 作者ホームページ:   
作成日時:2022年5月5日 21時

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