【文スト×サーヴァンプ】中原(妹)、家出しました。

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仕事の期間の目安は3か月。

それより長くなるかもしれないし、短くなるかもしれない。


で、仕事内容ですが…


取引先のお嬢さんの護衛と狙っている奴らの暗殺。

…確か取引先のお嬢さんは高校生だった気が…


「一緒にその高校通ってね！」

「この年で制服を着ろって云うんですか！？コスプレですよ完全に！」

「大丈夫だって、Aちゃん見た目若いし身長的にも…ね？」


身長の話はやめて下さい…とは云えず。

でも…仕事の間にでも心の整理も出来るかもしれない。


それでも護衛って結構大変な仕事だ。


仕事先は此処、ヨコハマから離れた場所。

或るお金持ちの学校に通っていると云う。


「3日後から、どう？」

「……行きます。」


しっかりと頷いたのを確認すると嬉しそうに笑う。

此の人は…表と裏が激しいのだ。


表は優しい何処にでも居るようなおじさま。

裏は…ポート・マフィアの首領の顔、どす黒く恐怖を覚える。


そんな裏が或るもののエリス嬢が大好き…と。


っは…


「首領、ちょっと隠れさせて貰ってもよろしいでしょうか。」

「うん、良いよ。」

「なら向こうで遊びましょ！」


手を引かれ奥の方へ。

紙とクレヨンを渡され、絵を描く。


黙々と絵を描くエリス嬢を見ながら外の様子を見る。

あ、矢張り兄様。


「っ…！」

「どうしたの？」

「…いえ…」


今こっちを…見たな。

矢っ張り気付かれちゃうな。


兄様には敵わない。

どれ程努力をしようと、ね。


兄様が部屋を後にしたのを確認し、一息。


「出来た！」

「これは…」

「チュウヤとA！早く仲直りしてね。」


絵を受け取りお礼を云う。

にっこりと笑うエリス嬢は相変わらず可愛らしい。


「あ、リンタロウ！」

「彼、相当疲れてる顔してたなぁ…」

「……。」


疲れた顔、あんまり見せないのにね。


私の所為？


「首領、私…仕事全て終わらせてるので今日は休み貰っても大丈夫ですか？」

「良いとも。次の仕事もあるからね、ゆっくり休みなさい。」

「ありがとうございます…」



一寸だけ休みを貰い私は或る場所へ足を進めた。

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