【文スト×サーヴァンプ】中原(妹)、家出しました。

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ほろ酔い、くらいになった処で水を飲む。

太宰さんはまだ呑んでる。

大分呑んでるみたいだけれど、酒強いんだなぁ…


「ん、もう終わりかい？」

「私も泥酔状態になっちゃったら兄様を連れて帰れないので。」


膝の上で気持ち良さそうに眠って居る中也を見て少しだけ笑ってしまう。

太宰さんは少し拗ねて居るようだけれど。


「良いなぁ…私にもひざ枕を…」

「嫌です。」


取り敢えず私も車の運転は出来るけれど今は酔ってる訳で事故なんてしたら大変だ。


「ところで…君今の立場はどうなってるの？」

「…唯の構成員ですよ。今はこれが丁度良いんです。」


夜遅くまでやる仕事が多い中也と、夜は早めに帰れる事が多い私。

2人暮らしだしご飯当番はバラバラだけれど、基本的に家事は私だ。

だから此れが丁度良い。


「何方も忙しいと中々時間が取れないんです。」

「へぇ…」


コップの水を全て飲み干して兄様を抱きかかえる。


「太宰さんは如何しますか？」

「私は…」
「こんな場所に居ったのか太宰！！」

「国木田くーん、ご苦労さま〜」


大丈夫そうだ。

なら私達は此のままお暇しよう。


「其れでは…私達は此れで失礼しますね。国木田さんも、今度は…」


敵か味方か分からないけれど…また会えたら会いたい。

国木田さんとは一回は話してみたいな。


「…今度の話はやめましょうか。取り敢えず帰りますね、此の酔い潰れた兄を如何にかしないといけないので…」

「あ、あぁ…太宰がすまんかったな。」


気にしないで下さい、と笑って店から出る。

車を止めた場所から近い処に連れられて良かった。




「…彼奴等、兄弟だったのか…」
「気付かなかったのかい？並ぶと良く似てるよ。」

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