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来ました商店街らしき場所。
服などは何時も此の辺りで購入して居る。
「んで、何処から見るんだ?」
「んー…先ず服かな。そろそろ新しいの欲しいし!兄様も選ぶの手伝ってね。」
「おー。」
服は基本兄様と買いに来る。
女である私だけれど、余り自分のセンスが良く無いから。
一緒に選んで、話し合いながら籠にどんどんと入れる。
因みに2人分だ。
兄様もこう云う買い物は久々らしい。
「中也!此れ似合う?」
「…此れも合わせてみろよ。」
「否、こっちの方が君には似合うと私は思うね!ね、どう?」
「…。」
「…。」
えっと…私、仲直りしたとは云ったけれど此れから出掛けるとは云って無いよね。
思わず携帯を取り出しメールを確認した。
…矢張り云って無い。
元幹部様の勘は気持ち悪い程に当たるようだ。
「手前…何で此処に居やがる!」
「…中也…矢張り君はAちゃんより…」
「うるせぇ!俺の方が一センチ上だ!!」
「私の靴ヒールが少し高くなって居ますからねぇ…」
そう云いながら兄様が選んでくれたものを籠に入れる。
こんな物かな…取りあえず服は終わろうか。
次は……靴かな。
「Aちゃん、中也が全部出してくれるって!」
「手前、何勝手に……っだああ分かった!!A、一寸待ってろよ!!」
何時もは割り勘なのに…珍しい事もあるね。
籠を私から奪い取るように持ち、レジへ向かった中也。
此の辺りのお店、結構高級な物ばかりなのだけれど御給料が中々あれなので十分好きな様に買い物が出来る。
兄様は幹部だから…もしかしたら私より多く貰ってるのかも。
「さ、Aちゃん!私と呑みに行こう!」
「え、否でも中也が…」
「良いから良いから!」
背中を押される様に店の外へ。
あぁ…元幹部と云うのを知っているから抵抗しにくい…。
御免なさい兄様…!
連れられて来たのは普通の御洒落な飲み屋。
兄様にメールを送ってから中へ。
「ほらほら、好きなの選んで。」
「…じゃあ…」
私は酒好きだけど、余りグビグビと行く方では無い。
兄様は逆だけれど…一言で云えば酒乱だ。
余りに暴れて大変な時は私が呼ばれ、強制的に眠らせる。
でも今日は車だから飲まないよね…?
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史絵 - 絵、凄く上手いですねっ!羨ましいです! (2016年11月10日 19時) (レス) id: 4061bb3384 (このIDを非表示/違反報告)
ミミミの松 - 続きがとっても気になる~!はよ更新して~! (2016年10月6日 15時) (レス) id: 110a1a14b8 (このIDを非表示/違反報告)
-kanade-(プロフ) - ゆき花さん» もう、紅葉姐さんも中也も良すぎて…ポートマフィア勢凄い好きなんで(*´ω`*)これからの中也の活躍も楽しみです( ´∀`)b (2016年10月1日 21時) (レス) id: 954fcb64c1 (このIDを非表示/違反報告)
リビリンス(プロフ) - 御園来たァァァ!!中也さんの妹なんて、さいっこーすぎです(*´∇`*)サーヴァンプも文ストも両方好きなので、嬉しいです!応援してます! (2016年10月1日 20時) (レス) id: e6133c400a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき花(プロフ) - -kanade-さん» コメありがとうございます!アンケ取ってからほんと思い付きで書いてたので…楽しんでもらえて良かったです! (2016年10月1日 20時) (レス) id: 9c4c542ee0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき花 | 作成日時:2016年9月26日 18時