16話 ページ16
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楽しすぎてあっという間に終わってしまった一日目。
そして二日目が始まった。
今日は温泉街へバスで移動し、さっそく散策から一日がスタート。
バスで隣に座っていたシャオロンはずっとワクワクしてて雰囲気がうるさかった。
「よし！いさみ探せ〜」
「ちょ、なんで俺も探さなアカンねん！」
先生の話が終わり解散になると、俺はシャオロンに腕を捕まれ付き添いをさせられた。
「あ！おったおった！いさみ〜」
「シャオロン」
少し歩いて、Aと一緒にいるいさみを見つけ、彼は俺から離れた。
いやマジで俺いた意味なくない？
『ロボロくんも付き添い？』
「そんなとこ」
どうやらAもいさみの付き添いだったらしい。
「じゃ〜な〜」
手を振る二人に俺たちも振り返す。
「じゃー行くか〜」
道なりに二人で道を進む。
『ロボロくん友だちと集まるの？』
「せや？…でも集合場所聞いても連絡つかんくて。返事来るまでぶらついとくわ」
『そっか〜』
事前に決めとけって話だよな。昨日のことが楽しみすぎて、今日の散策の話をまったくしていなかった。
5人もいるのに誰一人としてその話をしなかったあたり皆同じだったんだろう。
「Aは？集合場所決まっとる？」
『うん！あっちの方にある和菓子屋さんの前で集合なの』
「んー、迷惑やなかったら、俺途中までついて行ってええか？暇やねん。
ゾムとか見つけたらそのままわかれるけど」
俺なんかと一緒に行動するのは嫌かもしれないが、ここでわかれて一人になるのも少し寂しい。
一か八か、彼女の顔色を伺う。
『え、
……うん。いいよ！』
一瞬驚いた彼女の表情に焦ったが、どうやら良かったらしく、笑顔で承諾してくれた。
「んじゃ行こか〜」
『うん！』
雑談をしながらしばらくあるいていると、彼女が足を止めた。
『ぁ、』
「ん？…おー」
彼女の視線の先を見やると、店のショーウィンドウに花のガラス細工が飾られていた。
どうやらこの店はガラス細工の店だったみたいだ。
『きれ〜』
「入るか？」
『え、いいの？』
おもちゃを欲しがる子どものような、純粋でかわいらしい眼差しに思わずそう聞いてしまった。
「まぁ俺はええけど、Aは集合時間大丈夫か？」
『あ、うん！大体15分後に集合だから、5分あればあっちに着くし、大丈夫』
「じゃあ10分くらいはここにおれるな」
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煽田(プロフ) - ちょこエクレアさん» コメントありがとうございます！！ウブな恋愛が表現できているみたいで良かったです！！マイペースではありますが、更新していきますね〜 (5月30日 21時) (
レス) id: 6293a9c799 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこエクレア(プロフ) - ｸﾞﾊｧｯ……二人の初々しい感じが良きです…更新応援してます！！ (5月30日 11時) (レス) @page33 id: 3305c8c89f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煽田 -アオタ- | 作成日時：2023年3月14日 21時
