33話 ページ33
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駆け足でショッピくんのもとへ行く。
こころなしか顔が強張っているように見える。
どうしたんだろう。
『ショッピくん久しぶり！だれか待ってたりするの？』
「え、ああ、いやたまたま通っただけ。
さっきの人ってバイトの先輩？」
『そうそう！今日デートで告白するんだって！うまくいくといいなー』
さっきの先輩の笑顔を思い出して、幸せな気分になる。
私も、いつか言わなきゃな。
ショッピくんはさっきの強張った顔を普段の笑顔にもどして、「そうなんや」と呟いた。
「うまくいくとええな」
うん、と呟き、
私も告白したらうまくいくかな、
って考えるけどまあ結局答えは出ない。
『これからどこか行くの？』
「うん。母さんにケーキ買って来いって言われて。
でも、どの味でもええよって言われてんけど、俺母さんの好みようわからんくて」
よくあるやつね。なんでもいいよ、って言われて適当に買ってくると、ちょっと違うなんて言われること。
「これからバイトなん？」
『そうなんだけど、今日1時間前に出ちゃってさ、なにしようか考えてたんだよね』
今更ながらなんで1時間も前に出たのか謎だ。せめて30分前でしょ。
「じゃあ、よければケーキ一緒に選んでくれへん？」
やっぱり、1時間前に出てよかったかも。
きっとショッピくんにはそんな気持ちはないのかもしれないけれど、どうしても期待の心が弾む。
今日って、クリスマスなんだよね。
あー、なんか幸せだな。
『私でよければ全然』
「じゃあ1時間あるならどっかまわってからケーキ屋行かへん？」
『え、いいの？』
そんな嬉しいこと、あっていいんですか？
「全然。俺帰ってもすることないし」
『じゃ、じゃあお言葉に甘えて？』
「うん。行こ」
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煽田(プロフ) - みきさん» 読んでくれてありがとうございました！！いや〜、恋心を自覚してからの2人は長かったですねw楽しんでいただけて良かったです！ (2022年2月15日 6時) (
レス) id: 31411a57ca (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お疲れ様でした！もうずっといつくっつくんだ！ってソワソワしてました！やっとくっつけたみたいで良かったです！微笑ましい限りでした！ありがとうございました！ (2022年2月14日 21時) (レス) @page40 id: 23779c598a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煽田 -アオタ- | 作成日時：2022年1月7日 19時
