歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者23人目 ページ27

意識が朦朧としている。

今までの事を思い出す

文化祭の打ち上げがあって


そこで男の人がいて


刀で斬られて…

じゃあ此処は…？






あれ、
みっちゃんと知らない人が話してる


声が聞こえた。

よく分からないけど
私にも関わる話っぽい

みっちゃんが泣いてる

早く起きなきゃ





声が聞こえるのに
近くに居るみたいなのに

体が言う事を聞かない


瞼がまだ重い


早く起きて、


みっちゃんに大丈夫だよ
って教えなきゃいけないのに

みっちゃんの涙を拭ってあげたいのに

眼帯、せっかくかっこいいのに
濡れちゃうよ
って…




掛けたい言葉は沢山あるのに
何で


何で意識が薄れていくの…？

彼の嗚咽と共に
彼の一生懸命紡いだ言葉が
私に響く。


私だってまた、みっちゃんのご飯が
食べたい。

みっちゃんが望むなら
何度だって美味しいって言いたい

そう思って
重い瞼を開けようと試みる。

それでも開くことはなく
必死にもがいてる時、聞こえた言葉。








"大好き"
















…時間が止まった気がした
みっちゃんの声で、今、確かに
そう聞こえた。




涙が彼を伝って私に落ちてくる。


漫画やアニメでは
こういう時タイミング良く起きれるけれど

そんな上手いことは起きなくて


私はどんどん意識が薄れていくのを
実感しながら
眠ることしか出来なくて…




あぁ、早く、早く



もう一度
回復して
早く起きて

















"私も大好きだよ"
って返事しなきゃ…な、

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