歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者1人目 ページ1

清々しい朝

小鳥のさえずりが良く聞こえる。


そんな素敵な朝なのに







私こと、Aは遅刻と死を覚悟した





目の前に倒れてるのは
ボロボロで傷だらけの人である

真っ黒なオーラ(？)を放ち
手には刀

最早人なのかすらも分からない。



『だだだだだだ大丈…夫で、すか…？』


テンパりながらの精一杯の日本語を話す。
その人はピクっと動き


じろり


とこちらを見た。


『ひぃっ』


下手したら殺されそうだ
けれど
目の前で倒れている人を放って置けるほど
私は駄目人間では無い。


話しかけても何も返してくれない。
どうするか…と悩んでいた時


ぐ〜…

この人のお腹が鳴った。
お腹が空いているのか


私は自分のお昼のお弁当を渡した。
勿論なんか怖いので、
凄く引き腰である。


ただ今絶賛料理練習中だから
味の保証は1マイクロも出来ない←

箸を使って食べる人。
あ、渋い顔した

不味かったか…短い人生だった…















と思ったが
この人はお弁当を全てかきこんで空っぽにした。


そんなにお腹が空いてたのね…



後は傷である
見ているこっちが痛い。


でも、どうしよう


この人放っといたら多分









銃刀法違反で捕まる(確信)


私は何を思ったか
その人の腕を掴んだ。



『家で手当てします
来てください。』


私は友人によく言われた

1度しか話してないような人でも警戒心ってのが無いよね…って

人見知りをしないと捉えれば長所だが、

今まさにそれだと思った瞬間である。



その人は攻撃してこなかった
私につられて一緒に走ってくれている








意外と悪い人ではないのかも







一応犯罪者匿った気がするけど

不味いお弁当を残さず食べてくれたお礼ということにでもしておこう。

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