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私のお母さんは進行性の病気だった
どんどん、食べることも喋ることも歩くことも
人間ができる当たり前のことができなくなる
しかもお母さんはその病気になる前に
お母さんは自分で死のうとした
ストレスのせいで記憶喪失になった
「…ありがとうございました」
私はどんどん失っていってる
お父さんにお母さんに臣さんまで失った
次は何を失うんだろうって怖くなる
肌寒くなってきた
臣さんと出会って半年が経とうとしてる
コンビニで温かいココアを買って
岩ちゃんの待つ、暖かい家に向かって歩く
「ただいまー…あれ、岩ちゃん？」
剛典「よかった、どこ行ってたの！？」
「あ、お母さんの病院…ごめんね、言わなくて」
剛典「っ…よかったぁぁぁ」
抱きついてきた岩ちゃんを受け止めた
きっと私の居場所はここにある
だから、岩ちゃんには全部話すよ
「岩ちゃん…あのね、話があるの」
剛典「…うん？」
「今日、告白の返事と一緒に話すね…」
剛典「…と言っても30分で行くけどね笑」
30分間、すごく短く感じた
そして、公園に向かってる間も沈黙
何も考えてなかったわけじゃない
だからといって、考えまくったわけでもない
剛典「…返事、もらえますか…？」
「その前に、私の話を聞いてほしいんだ
…それじゃないと私一生岩ちゃんに嘘つくと思う」
剛典「…じゃあ、ブランコ乗ろっか」
「…うん、あのねお母さんの話なの」
剛典「…お母さんって、入院中の…？」
「お母さんね、脊髄小脳変性症だった
進行性の病気でね、当たり前にできたことが
少しずつできなくなる…そのうち車イス生活になる
しかも…記憶喪失で、私のこと忘れてた」
剛典「…そっか」
「私…高校辞めることにした、留学はちゃんとする
高校は行かなくても大学はいけるから」
剛典「…うん」
「こんな私で良ければ…付き合って下さい」
剛典「…臣さんじゃなくていいの？」
「うん、岩ちゃんがいいの…こんな私じゃイヤ？」
暗闇の中で岩ちゃんを見つめる
体全身が岩ちゃんに包まれた
小さく聞こえる鼓動が心地良くて安心する
「岩ちゃん…？」
広臣「A…俺さ、やっぱり…っ！！」
なんでかは自分でもわからない
私は臣さんに飛びついた
本能が働いたのかな、臣さんがきたから
もう、我慢できない気がした
なにも失いたくない
そう思った
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美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です三代目は臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオール担当です最高です (2019年4月9日 19時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
トトロ - きゃー！仲直りしてくれてありがとーｗｗ (2017年1月14日 13時) (レス) id: 49748b576a (このIDを非表示/違反報告)
トトロ - 臣ちゃんに決まってらー！ｗｗ一様個人の意見として、トトロ『絶対臣！』ｗｗ (2017年1月13日 16時) (レス) id: 49748b576a (このIDを非表示/違反報告)
片寄 葉月(プロフ) - いちごさん» そんなこと言ってくれるとは思いませんでした！！ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いしますね！ (2017年1月13日 14時) (レス) id: c1a8e226da (このIDを非表示/違反報告)
片寄 葉月(プロフ) - トトロさん» ありがとうございます！！私も臣さん仲直りさせるかこのまま岩ちゃんにするか迷ってます！！良ければどちらがいいかコメントにお願いします！！ (2017年1月13日 14時) (レス) id: c1a8e226da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：片寄 葉月 | 作成日時：2017年1月2日 0時
