君と冬の朝 FK ページ19
Fside
「北山っ！！いい加減起きて！！」
「んぅぅ〜」
「おい！時間ないってばもう！！」
もう起こしに来るの3回目。
冬の北山は、いつもより一段とまあ寝起きが悪い。
原因は極度の寒がりだから。
もう起きるーとか寝惚けた声でいいながら、目は全然開いていない。
「もー！！起きる！！ほら！！！」
北山が包まっていた布団を無理やり剥ぎ取る。
布団の中で体を小さくしていた北山は、さらに体を縮めて唸っている。
「う"ーーーーーー！！！ざむ"い"〜〜〜〜」
そんな北山を引っ張って、叩き起こすまでが、俺の朝のルーティーン。
「ちょっと、起きてる？」
「おきてる…」
無理やり顔を洗わせて、やっと少し会話ができるようになった北山。
俺が出した食パンを、半分閉じた目でもぐもぐと頬張っている。
北山が起きない間に食べ終えてる俺は、もぐもぐしている北山を向かいに座って見守る。
座ったまま寝るんじゃないかと不安だ。
本当に毎朝機嫌が悪くて苛立つが、この時間は小動物に餌をあげてる気分になって癒される。
「なんでそんな見てくんだよ」
「んー？可愛いなって」
ふーんと言ってる北山は、多分何が可愛いのかわかってないまま、適当に返事している。
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ちび(プロフ) - めっちゃ良いですね、藤北、から検索で来ました、ツイッターもリクエストさせてもらいました⚪︎何気ない藤北、めっちゃ好きなんです、ドラマのは私も妄想してたんでめっちゃ読んでてニヤニヤしちゃいましたわ🤭素晴らしいですね (2023年3月16日 13時) (
レス) @page33 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2023年1月15日 21時
