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五十話 ページ1

再びロードワークしてから帰ると丁度起床時間だったみたいで、ぞろぞろと人が部屋から出てきてた。

朝食を準備する一年は昨晩の皿洗い担当の一年と違い忘れずに起きて支度したみたい、いい匂いがする。


お腹空いたな…と匂いにつられつつ、俺は水道に向かう。

いくら朝とはいえ夏で走って来たからね、少なからず汗をかいているし顔だけでも洗いたい。

空いていた水道の蛇口をひねって水を出す。

はー冷たくて気持ちいい、このまま頭からかぶりたい………いや、そこまで暑くはないな。

逆に風邪引くかも。

ばしゃばしゃと両手で水をすくっては顔を洗って、着てた服で拭う。

前髪も濡れたけど風呂ほどじゃないし、と手で左右にわしわしと水気を飛ばしていると隣の水道に人が来る。


……と思ったらなんか頭に何が乗っかったような重みが…え?

なんで、俺の頭に誰かの手が乗っかってんの?

「………」

「………」

俺も手を置いた誰かさんもお互いに喋らず、奇妙な空気になる。

…せめて誰かさんが誰かだけ知りたいな、と隣をちらっとみたら大耳くんがいた。



えーっと……?

つまり、というかなんで俺、大耳くんに頭に手を置かれてるの?

これは一体どうすれば…???

と思ったらこれまた驚き、手が動いて撫でられる。


そしてますます混乱する俺に向かって、大耳くんが一言。



「……ずっと思っとったけど、Aやっぱ小さいなぁ…」









………………………………………はい?

五十一話→



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Flower(プロフ) - とても話の内容に入っていきやすくていいなと思いました!更新お待ちしてます! (2022年1月26日 20時) (レス) @page20 id: cd08cf8264 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 真柴白さん» コメありがとうございます!頑張ります〜! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 8b0e7e38fd (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 更新待ってます★才能が有るって良いですよね(^∇^) (2021年1月30日 20時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月3日 21時

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