先代のNo. 1リベロは

四十三話 ページ44

さて、ゴールデンウィークが終わっていよいよインターハイ……









……と思った？





「おし、休憩ー！」

「うあーきっついわ」「とけてまう…」「やばいわ、暑すぎひん？」


「………ふぅ、」

……この時点で気づいたかな、

そうです、ただ今夏休みの合宿中です。



メタい話だけど時間飛ばし過ぎだよね、しかもインハイを飛ばすとか。

でもさ、あんまり中身のないものをだらだら続けてもつまらないでしょ。

この話って俺のバレーと一部学校生活のはずなのに、まだ全然バレーしてる描写とか無いし。

なんでやねん。



でもインハイの内容は一応ダイジェストでお送りしようか。



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メンバーに選ばれたのは言わずもがな三年、二年が中心だった。

そんな中、一年で選ばれたのが尾白くんである。

いやーすごいね、控えではあるけど数ヶ月でユニフォーム貰えるとは。

……俺？もらってませんけど。

流石にね、俺の実力はそんなにありませんよ。

それと俺のプレースタイルも関係あるかな、実はちょっと独特なもので…

まあそれはおいおい、ね。


で、肝心の結果は………うん。

正直なところ稲荷崎高校の応援に驚きすぎて覚えてな……くもなくもない、よ？

いやー強豪校で声張り上げんのかとかレパートリー多いのかなとか思ってたんだけど。

…ブーイングもするとは。


いや勝つための戦術なんだろうけどさ、うんそれは否定しないけど、ね……良心が痛んだよ………。


横断幕も驚いたな、思い出なんかいらん…だっけ。

解釈は人それぞれだけど、なんとなく俺はなるほどなあって思ったよ。


あ、で結果はね、そうだね…それなりのところまで行ったとでも言っておきます。



……本当に忘れたわけじゃないよ？

ただね、威張ったり胸を張って言えるような結果じゃなかったってだけ。



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……こんな感じかな。

雑とか言わないでよ、要点をまとめるのって簡単そうで難しいんだから。



「次、三対三やんでー！」


……おっともう休憩終わりか。

さてさて、夏の長期合宿頑張りますかね。

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