検索窓
今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:202,813 hit

134話 ページ46

貴方「テツヤ…!!」



黒く濁った彼の目が、私を映した

ああ、嫌な予感がする

耳鳴りがする


黒子「…ねえ、A。君はわかってたんですよね」

「こんな結末にいつかなることを」

「彼等がいつかこうなることを」



貴方「そんなこ」
黒子「合ったでしょう?
君は、一年前、今くらい正々堂々とやらせてやれと言った




知ってたんですよね…知ってて止めなかったんですよね!!!」


貴方「テツ」
黒子「貴方は、所詮自分が可愛いただのマネージャーでしたねっ!」



希望なんて、いつも淡く砕け散る


貴方「…そう、だね…ごめん。ごめんな。私が全部悪かったんだ
すべてを予想しておきながら、なにもしなかった私が悪かったんだ


すまない。黒子君にもいらない傷をつけた
二度と、君たちの前には現れないよ…!」



ああ、ダメだ。涙があふれる

雨が降る中、ただただ走った

当ても、何も無いくせに


こんなとき、心配してくれる人なんて知らない




貴方「…こ、こ…」


気付いたときには、壱夜にいたちがすんでいるシェアハウスの前だった

安心と共に、視界は暗転をした



「Aちゃん!!」


その声が、最後に聞こえた









貴方「…お腹、減った…」


自分のお腹の減りを感じて、目を覚ました

見知らぬ天井

寝かされていたベットからは、知っている匂いがした

横を見ると、私の幼少期の写真があった



貴方「…これ」


手にとって、じっくりとその写真を見た


思い出すのでさえ億劫な私の過去



貴方「…帰らなきゃ…」


お夕飯に間に合わないと迷惑がかかる

それに、ここにいたって、迷惑だ



ガチャッ


「!おきたのね!」

貴方「…ろんさん」

ろん「おはよう!」

貴方「おはよう、ございます…ご迷惑おかけしました。帰ります」

ろん「待って待って!!あんさーん!Aちゃんおきましたー!!
行きましょう。下で皆待ってるわ」

貴方「…」


ろんさんにひっぱられて、そのままリビングらしきところに通された


そこには、見知ったたくさんの顔が居た

135話→←133話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
140人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ワンころ(プロフ) - ありがとうございます!(*^^*) (2019年7月27日 11時) (レス) id: 45c33b87fc (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - どのパートも、パスワードは0819で登録してあります! (2019年7月27日 8時) (レス) id: d046d22719 (このIDを非表示/違反報告)
ワンころ(プロフ) - すいません!Part4のパスワードを教えてください!! (2019年7月27日 2時) (レス) id: 45c33b87fc (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - リア充、悪女、ぶりっ子、うざい奴撲滅委員会さん» 夢主ちゃんは、東方のことを軽くしか知らない…という設定にしようかな。と思い、ルーミアの見た目を見て、今吉さんロリコンかよwwwwワロスワロスwwと考えました(真顔)その後、今吉さんにルーミアの説明を受けたあと、東方にハマりました純粋な子ですね! (2017年9月10日 10時) (レス) id: d44032c5c0 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - リア充、悪女、ぶりっ子、うざい奴撲滅委員会さん» 私的に一番好きなのはやっぱフランちゃんですかねwあの無邪気さの中にある寂しがりやな部分。そしてお姉様想い!!無知で色んな事を知りたがるところが本当に可愛い!…と、根っからのフランちゃん好きです( ^ω^) (2017年9月10日 10時) (レス) id: d44032c5c0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:46猫 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年8月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。