異世界がオタクを迎えに来たIV【ツイステ】

hunderteinundfünfzig ページ3

今夜もやってまいりました夢の世界

感覚のないはずの冷たさに震えつつも、海の中からボートに乗る男女を眺める


エリック「せめて君の名前を知りたいな」

セバスチャン「名前はアリエルだよ!」

エリック「かわいい名前だ アリエル」


今カメ喋らなかった？？？

え？この世界では当たり前なの？？？(常識が壊れる音)

バシャン、と男女が乗っていた船がひっくり返る


アースラ「それにしてもあの娘 思ったよりしぶとい
今こそ私の魔力を見せてやる!」

トリトン「アースラ止まれ!娘を放せ」

アースラ「放すものか 私のものだよ
でもね–––喜んで交換に応じるよ
もっと価値のある「誰かさん」とね」


そう言ったタコの女性は契約書を見せた

傍らにはウツボが人魚の女の子を捕まえていた

さあ楽しくなってまいりました！！！(野次馬)


アースラ「トリトン王 観念して契約書にサインを!」


うわタコの人魚さん考え方すげぇな？？？？？？？




でも、欲張りは最後になにもなくなっちゃうんだ

欲張りなのは人間のさが(・・)で

周囲に平等に分け与えるなんて偽善者がやること




ある意味、一番人間に近しい人魚で

暗い海で孤独を覚悟しなきゃいけないね









．









なにかが落ちる音がした



彼の口から墨が溢れ続けた

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