異世界がオタクを迎えに来た【ツイステ】

Fünfunddreißig ページ37

｢…貧困格差やんけ…｣

グリム｢ほわぁ〜！めっちゃ豪華だ！
オレ様たちの寮と全然違うんだゾ！｣

ユウ｢比較すると切なくなるからやめよう｣

周囲を見渡す限り真っ赤

薔薇の匂いが鼻に付いた






｢やばいやばい、急いで薔薇を赤く塗らないと｣

グリム｢お、誰かいるんだゾ｣

｢危ない危ない。塗り残しは首が飛ぶぞ｣

｢(おーっとデジャブデジャブ！！)｣

｢…ん？君たち何か用？｣

エース｢それ、何してんの？｣

｢これ？見ての通り薔薇を赤く塗ってるだけだけど｣

そう言って、おでこ先輩が指差した先にはまだ白い薔薇と、赤で塗りつぶした薔薇の木が遠くまで続いていた

デュース｢えっ！？何でそんなことを？｣

｢ん〜、反応がフレッシュでカワイーね！｣

｢(この人まさか…！)｣

ユウ｢ねえAさん何か別のこと考えてない？｣

｢ま、マカサー…｣


｢…って、よく見たら君たち一昨日10億マドルのシャンデリア壊して退学騒ぎを起こした新入生じゃん｣

エース｢オレたち卒業までシャンデリアのことずっと言われそうだな……｣

｢逆にあんなことして消えるわけないですよね｣

｢しかも君は昨日の晩に寮長のタルトを盗んで罪の上塗りをした子だ！
学校中で話題のニューカマーと朝一で会えるなんてラッキー！｣

｢…ニューハーフ？？？？(聞き間違い)｣

エース｢耳腐ってるよお前｣

｢ねねね、一緒に写メ撮ろーよ！イエーイ！｣

｢ﾋｮｲｴｪｪｯ｣

｢あ、これマジカメ上げていい？タグ付けしたいから名前教えてよ｣

おでこ先輩のマシンガントークが早い早いやめろやめろ！！！！

てゆうか肩の手を離してくださいﾃｹｽﾀｰ！

デュース｢デュース・スペードです｣

エース｢エース｣

グリム｢グリムと、その子分・ユウとAなんだゾ！｣

ユウ｢子分じゃないです｣

｢エッ、個人情報流出警察通報します…｣

｢ほい、アップ完了っと！｣
｢華麗に肖像権及びプライバシー侵害警察通報｣

エース｢お前さっきからこえーっつーの！！｣

ガン、とエースさんの拳骨を落とされて睨み付けるがなんの効果もなし
…あれ、最近私この人に遠慮ないな(出会ったの一昨日)

ケイト｢あ、オレはデュースちゃんたちの先輩で3年のケイト・ダイヤモンドくんでーす
ケイトくんって呼んでね。けーくん♡でもいいよ
よろよろ〜｣

ユウ｢よろしくお願いします！｣

｢ヒェッ陽キャや…眩しくて焼けるわ回れー右！！！！！！！｣
エース｢待てやゴラ！！！！！！！！」

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