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「カフェオレゆっくり飲んでからにしよっか」
なかなか話しだせない俺にしびれを切らすなんてこともなく彼女はゆったりとソファーに座る。
「……スーツさ」
「ん？スーツ？」
ようやく出てきたのは、こないだ渉のために河嶋さんと買ったスーツの話で。
「わたのスーツ、一所に選んでもらったって言ったの覚えてる？」
「うん、すっごくきれいなスーツだって渉くんも言ってた」
太輔が一緒に行くなんてびっくりしたって言ってたよ、という彼女の言葉に少しずつ少しずつ言葉がこぼれていく。
「俺との……別れ話覚えてる？」
「……うん」
「あの次の日の撮影でさ、俺がいつもと違うって気づいてくれたスタッフさんがいて」
「うん」
「結構さ、マイコとのこととか聞いてもらってたんだ」
「そっか……」
「その子……女の子なんだけど、彼女も報われない恋をしてるっていうから2人でちょこちょこ飲みに行って、大半は俺の話を聞いてもらってばっかだったんだけど…こないだやっと彼女の話も聞かせてもらってさ」
「うん」
「彼女の好きな人……たぶん俺とおんなじ業界っていうか、おんなじ事務所の人だと思う」
「……それで？」
「なんか、わかんなくなった」
彼女が聞いてくれていることをいいことに、そのまま感情をぶつける。
力になりたい。
応援したい。
もやもやする。
ぐるぐるする。
怖い。
……さみしい。
「…どうしていいかもうわかんない」
俺どうしたいんだろう、なんていう馬鹿な質問に彼女は優しく微笑んだ。
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めろんぱん(プロフ) - minaさん» はじめまして(^-^*)コメントありがとうございます！そして曲まで聴いて下さったんですね！このお話を書くのにどうしても使いたかった曲なので、実物を聞いていただけてうれしいです。これからも不定期更新ですが頑張りますのでまたぜひ遊びに来て下さいね！ (2015年9月2日 2時) (
レス) id: 694980591a (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 初めまして。この作品の更新を楽しみにしてます！minaです。突然のコメント失礼します(_ _) めろんぱんさんが紹介してた曲、聴きました。すごくいい曲でこの前までの自分の気持ちと同じ歌詞で泣きました。 (2015年9月1日 16時) (レス) id: 8608d5ef27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2015年8月6日 2時
