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そして10日後。
ありがたいことに主演させてもらっていた舞台で大阪まで行っていてしばらくメンバーと別撮りだったこともあって今日は久々に全員と会えた。
「わたー!」
「おわっ、太輔久しぶり」
「なんかわた…ちょっとふっくらした?」
幸せ太りか!とつっこんではみるけど、もともと細すぎるくらい細い渉だからちょうどいい感じだ。
それよりも全身からあふれる幸せオーラがやばい。
「ね、ガヤさんがいない間に日に日に幸せオーラが増して行ってやばいことになってるんだから」
「まー、幸せなのはいいことだって」
「すみませんねー、幸せで!」
全然悪びれずに渉が言って、わったーうぜぇ!と二階堂が渉をどつく。
「そうそう藤ヶ谷、6月20日にお店予約できたから」
よこーさんの衣装大丈夫そう?という北山に今度見に行くことになってると伝える。
「マイコちゃんのドレスはもうおさえてあるからね!」
「結局パーティードレスにしたんだよね」
「そうそう、でもあれめちゃくちゃかわいかったなぁ…」
「俺当日エスコート役!」
「それは旦那のおりぇの…」
「はい噛んだー!アウトー!」
わーわー言っているところで撮影のメイクに俺と渉が呼ばれた。




メイク室を開けると河嶋さんが一人、メイク道具を整えていた。
「河嶋さん、おはようございます」
「あ、おはようございます」
振り向いた河嶋さんは笑顔を見せることなくどうぞ、と椅子を指す。
「あ、ファッションショーうまくいった?」
「え…ええ」
「ってかあれニュースになってたじゃん」
すごい仕事してるんだね、といえばそんな…と言葉少なにいう河嶋さん。
「あの……藤ヶ谷さんこれ」
「あ、ありがと」
振り向いた河嶋さんが持っていた袋を俺に渡してくれる。
きっと言っていたCDだろうとほくほくしてみていると、スタッフさんがちょっと、と河嶋さんを呼び出す。
「ちょっと失礼しますね」
そう告げて出て行った河嶋さんの横目に渉がびっくりした様子で話しだす。
「ってか太輔、河嶋さんと仲いいの?!」
「え、だって河嶋さんすごい気さくで話しやすいじゃん!河嶋さんのおすすめのCD貸してもらったらさ、すごいいい感じだったから借りちゃった」
「そうなんだ?」
「俺人見知りだけどさ、河嶋さんってすごく話しやすくて」
「…まぁ太輔がいいならいいけどさ」
釈然としない顔の渉を見ながら、そういえば渉と河嶋さんが話しているところってあんまり見たことないかも、と思っていた。

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設定タグ:キスマイ , 藤ヶ谷太輔 , 近くて遠い、僕ら   
作品ジャンル:タレント
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めろんぱん(プロフ) - minaさん» はじめまして(^-^*)コメントありがとうございます!そして曲まで聴いて下さったんですね!このお話を書くのにどうしても使いたかった曲なので、実物を聞いていただけてうれしいです。これからも不定期更新ですが頑張りますのでまたぜひ遊びに来て下さいね! (2015年9月2日 2時) (レス) id: 694980591a (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 初めまして。この作品の更新を楽しみにしてます!minaです。突然のコメント失礼します(_ _) めろんぱんさんが紹介してた曲、聴きました。すごくいい曲でこの前までの自分の気持ちと同じ歌詞で泣きました。 (2015年9月1日 16時) (レス) id: 8608d5ef27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めろんぱん | 作成日時:2015年8月6日 2時

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