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「そういえばさ…」
ビールジョッキも３つ目。河嶋さんは焼酎をちびちび飲んでいる。
酔いも程よく回ったからか、いつもより饒舌にしゃべる。
「来月さ、わたたちの結婚パーティーやることになってさ」
「メンバーのみなさん本当に仲良しですね」
「んー…たぶん玉とか二階堂とかは彼女のかわいいドレス姿が見たいだけだと思うけど」
もうドレスとか探しに行くって言ってたと笑えば、河嶋さんは心配そうに俺を見た。
「…藤ヶ谷さん、大丈夫ですか？」
「うーん、こうやって河嶋さんに吐き出してるからか前みたいには苦しくないんだよね」
「本当に？」
「ほら、なんだかんだ言って俺わたのこと大好きだからさ、今どっちかっていうと楽しみな気持ちが大きいよ」
渉とは大親友だから本当に楽しみな気持ちが勝って素直にそう言えば、河嶋さんも笑ってくれる。
「それならよかったです」
「っていうか、河嶋さんのおかげだと思うよ」
「いえいえそんな…」
「いつかもっと好きな人ができるまで自分の気持ちを大事にしてもいいんだって思ったらさ、無理に諦めなきゃって無理しなくてよくなってすごい楽なんだよね」
「ふふ、本当に素敵な方なんですね」
「素敵っていうか…なんかほっとけないくせに妙に頼りになるところもあって…まさにわたの幼馴染って感じ」
「結局横尾さんが大好きって…」
「そう、それでわたの衣装は俺が担当するんだけどさ」
どんなのがいいと思う？って女性目線で教えてほしいんだけどと言えばしばらくうーんとうなっていた河嶋さんは、あ、と顔をあげて。
「最近ジュエリーのＣＭ出てるじゃないですか」
「あー…」
「あの時のタキシードすごくきれいだなって思いましたけど」
「あー…あれね」
あれ、わたの彼女が全面プロデュースしたんだよね…と言えば河嶋さんも納得の表情でみなさんの魅力を最大限に出してましたもんねという。
「でも、彼女さんの好みもああいう感じなんですよね」
「そうだね」
「じゃああのテイストで探してみたら彼女さんも喜ぶんじゃないですか？」
「そっか……あ、じゃあさ」
河嶋さん、探しに行くの付き合ってよと言えばなんで私？とびっくりした顔で固まる河嶋さん。
「河嶋さんなんか俺と感覚にてそうだし」
「いえ、でもですね…」
「素直に意見言ってもらえるし」
「でも…そんな」
「ファッションショー終わってからでいいんでお願いします」
半ば強引に誘いながら、河嶋さんとの何も気をつかわない関係が心地いいと思っていた。
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めろんぱん(プロフ) - minaさん» はじめまして(^-^*)コメントありがとうございます！そして曲まで聴いて下さったんですね！このお話を書くのにどうしても使いたかった曲なので、実物を聞いていただけてうれしいです。これからも不定期更新ですが頑張りますのでまたぜひ遊びに来て下さいね！ (2015年9月2日 2時) (
レス) id: 694980591a (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 初めまして。この作品の更新を楽しみにしてます！minaです。突然のコメント失礼します(_ _) めろんぱんさんが紹介してた曲、聴きました。すごくいい曲でこの前までの自分の気持ちと同じ歌詞で泣きました。 (2015年9月1日 16時) (レス) id: 8608d5ef27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2015年8月6日 2時
