迷ヰ犬達の反応記録 一冊目

全部終わった後猟犬夢主さんが彼に「心配した」と泣いてしまった　【月兎様リクエスト】 ページ35

「夢主が猟犬だったら」の続きです！

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『御免なさい。生きてて良かった。

こんな事云う資格は無いけど、心配した…』


中島敦
「Aさん…」
探偵社の無実を証明出来て良かった、とか、色々あるけど、貴女が探偵社に戻ってくるかどうかは分からない。
「あの、探偵社に、戻ってきてくれますか？」
不安そうな眼差しに、涙を零す貴女。彼は背中を摩ってあげることしか出来ません。


太宰治
「あー、疲れた！Aちゃん、探偵社に帰って来てくれるよね？」
それは、分からない、と言葉を濁す貴女。探偵社に帰って来てくれればもう一度貴女と付き合えるかもしれない。
『愛想が尽きたんじゃないの？』
「そんな訳ないさ」
色んな意味で涙が零れる貴女。泣かせてしまったのかと、太宰さんは少し焦ってます。


国木田独歩
「全て終わったぞ。探偵社に帰ってこい」
探偵社の無実を証明し、猟犬が探偵社を狙う理由はなくなりました。『私、猟犬って云ったのに』と、ボロボロ涙を零すAさんに、
腕の袖口で涙を拭う彼。


江戸川乱歩
「ん、」
生きてて良かったの一言に柄にもなく泣きそうな彼。
「帰ってきて、くれるよね」
『…良いんですか、皆さん、』
「ぼくが良いって云ったら良いの！」
頬を膨らませる彼は、猟犬だと告げる前の彼とそっくりです。


福沢諭吉
「Aには帰ってきて欲しい」
『……でも、私、猟犬だし、』
泣きながら、言い訳をする貴女。
「兼業社員だ」 『ふふっ、何それ』
貴女のその笑顔が見たかった。
その後、猟犬と探偵社の兼業社員という新しいジャンルが生まれます。

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