迷ヰ犬達の反応記録 一冊目

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『嫌い！』


芥川龍之介
「………。」
羅生門が貴女の真横に突き刺さります。
無言で睨んできます。嘘と分かっているのか否かは定かではありません。
しかし、怒っていることは確実です。
御免なさいしましょう。許してくれます。
「…僕の事は、好きだな？」
そりゃあ勿論、大好きですよね。


中原中也
「あﾞぁん？」
エイプリルフールの冗談だと分かっていてもブチ切れます。
壁をぶっ壊します。壁をぶっ壊す壁ドンをしてきます。
直ぐに謝らないと貴女の身が危険です。
「冗談だとは分かってたが、一瞬マジで焦ったぞ」


森鴎外
「そうかい、それは悲しいねェ」
まるで全て分かっているように微笑まれます。
手玉に取られた様で何故かこっちが悔しくなってしまいます。
嘘だとネタバラシすると、
「知ってるよ。エイプリルフールだもんね」
と笑って許してくれます。平和ですね。


坂口安吾
「…そうですか、」
こんな仕事人間は嫌か…と、悲しまれます。
口にこそ出さないものの、圧倒的に仕事の速度は落ちるしで支障しか出ません。
急いで嘘だと云いましょう。種田さんからも睨まれます。
「酷いです、僕を弄ぶなんて。…次は無いですからね？」


種田山頭火
「今日は嘘をつく日、だったな」
じゃあ儂も、と嫌いと云われます。
貴女が嫌いと云った時と大分時差があったので、貴女がショックを受けていると、
「本当は好きだがな、まあAが乗っかるなら儂も乗っかったんや」
と云われます。お互いにデコピンで仲直りします。

異能力(太宰さんにも効く)で、彼を蘇生させた→←「嫌い」と嘘をついてみた

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