迷ヰ犬達の反応記録 一冊目

些細な事で喧嘩して、飛び出した夢主がストーカーに刺されたら ページ19

『もういい！』

ｸﾞｻｯ

『……あ、』


中島敦
「Aさんｯ！！お前…！！」
申し訳ないと思い、謝りに行こうと思い飛び出した目の前には血塗れの貴女と刺した犯人。大急ぎで犯人を警察に引き渡します。
「僕は…なんて馬鹿な奴なんだ、ごめんなさいAさん…」
貴女が目を覚ました時、大号泣する彼が目に浮かびます。


太宰治
「君、Aちゃんのストーカーだね」
なんでバレたんだと云いたげな犯人に、そんなことお構い無しに冷徹な目をする太宰さん。
「君を許すつもりは毛頭ないよ、周囲の人間がもう通報しているだろうから」
後は警察に任せて、大急ぎで与謝野さんの所へ向かう彼。


国木田独歩
「与謝野女医、Aがストーカーに刺された、至急来てくれないか」
応急的に傷口を抑えつつ、与謝野さんの到着を待ちます。
その間、警察に通報しつつ、ストーカーから目を離しません。
「俺が喧嘩等しなければ…」


江戸川乱歩
「僕悪くない」
警察を呼び、犯人を捕まえ、与謝野さんを呼んだ上でこの発言です。
まだ拗ねてるんでしょうか、頬を膨らましています。見兼ねた貴女が先に謝れば、彼も謝ってくれますよ。
「まあね、僕も少しは…悪かったと思ってるよ」


福沢諭吉
「A！！」
刺された貴女を見て、警察が先か与謝野女医が先か混乱して、判断がつかない彼。
犯人は、福沢さんも刺そうとしますが、容易に跳ね返されます。
「貴様…覚悟はいいな」
その後、ストーカーはきっちり警察に引き渡されました。

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