迷ヰ犬達の反応記録 一冊目

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『好きです！』


芥川龍之介
「……、貴様がそう云うなら、信じる。僕もだ」
そう云って、承諾してくれます。
今まで散々な環境で育って、今現在もポートマフィアで働いている彼。
そんな彼から信じて、尚且つ交際も承諾してくれるなんて、相当愛されてます。


中原中也
「あぁ？手前、それ、本気か」
勿論彼だって貴女の事が大好きです。それ故に、疑ってしまいます。
本当なら今すぐ此の儘返事をしたいですが、嘘だった時の傷もその分大きいからです。
本気だと分かれば、
「俺も愛してる。手前なら、俺の部屋に来てもいいぜ」
と言ってくれます。


森鴎外
「え」
ピタッと意表を突かれたように固まります。
エリスちゃんとの買い物の帰りに、告白をされるとは思ってなかったようです。
貴女からの好意に気付いてはいましたが、今伝えられるとは思わなかったようです。
「いいのかい？こんな中年で…いやその、勿論オッケーなんだけど」
こくこく頷く貴女に、思わず背を向けます。
「リンタロウ、顔真っ赤よ」
「云わないでエリスちゃん！」


坂口安吾
「え？すみません、聞こえませんでした」
三徹した時に告白した貴女。
彼は聴き逃してしまった様子。貴女はそれをフラれたのだと勘違いして、泣きながら去りました。
なんだったんだろうと思う彼の所に、一部始終を見た辻村さんが説明に行き、返事をしに行きます。
「待っ、待ってくださいAさん。僕もAさんの事が好きです、付き合って下さい」
無事、交際が始まりました。


種田山頭火
「辞めておけ、後悔しか残らんぞ」
種田さんだってAさんの事が好きです。
でも、いつ命を落としても可笑しくない自分より他に若くて良い人が居ると思っています。
『年齢で種田さんを選んだんじゃないです』と、伝えると覚悟が伝わったのか、
「分かった。儂もAが好きや」
と、付き合ってくれます。

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