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第4話 ページ5

千冬「好きな食べ物は?」


『甘いもの全般!』


『好きな動物は?』


千冬「猫!」


はい…。今互いのことを知るために質問コーナーしてます!


『好きな人…あぁ、』


千冬「A」


間違えた質問にそう答える松野君。恥ずかしいよ。


『反則//////』


千冬「ハハッ、顔真っ赤」


これ本当に質問コーナーになるのかなぁ…。愛してるゲームみたいになりそう。


『オホンッ!では気を取り直して…苦手な事は?』


千冬「登校」


あ、分かる。多分全中学生そうだと思う。


千冬「苦手な教科」


『体育と、数学と、理科と、地理!』


千冬「多すぎだろ!!…でもまぁ…そう言うところも可愛いかもな」


だからさぁ…。


『君は小悪魔的に言うんだね』


キーン、コーン、カーン、コーン…


放課後のチャイムが鳴り、私達は屋上を降りた。と、


女子「いた!松野君!」


突然、ポニーテールに結った短い髪の毛を揺らしながら、女の子が駆け寄ってきた。


女子「あ、あの、花垣さんはちょっと…」


『あぁ、ごめんね…じゃあ松野君、靴箱で待ってるね』


千冬「おう!」


きっと告白だろう。見るからにそう言う雰囲気放ってたし。


私はいけない事だとしても、盗み聞きしてしまった。


女子「あ、あのね…私」


千冬「……」


女子「松野君の事が好きです!お付き合いしてください!」


あぁ…やっぱり…。でもごめんね、松野君は私の彼氏なんだ。


千冬「ごめんな…俺彼女いるからさ」


2人の間に沈黙が流れる。私は急いで靴箱に向かった。


『はぁ、はぁ…ん?』


息を整えていると、こっちに近づいてくる男子がいた。


綾瀬「あのさ、俺綾瀬って言うんだけど、ちょっとこっち来てくれない?」


『い、いや、でも今友達待ってて』


綾瀬「すぐ終わるから」


すぐなら、いいかな…。そう思って綾瀬君に着いて行くと、校舎裏についた。


『話って、なに?』


綾瀬「……俺さ、ずっと前から君の事…襲いたかったんだよね」


……あ、これヤバイ奴だ。


綾瀬「君のその白い素肌…撫でまわしたいし髪毛にもキスしたい…ねぇ、良いよね?」


『ひっ…』


綾瀬君は鼻息を荒らげて近づいてくると、壁に追い詰めて足を触ってきた。


『や、やめて!』


それでもその手は上に上がる。


もうだめだ!!!!


千冬「テメェ何やったんだ!」


愛しの人の声。私は声がした方を見た。


そこには、息を切らして険しい顔をしている、松野君がいた。

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rina - 私も面白いと思った。更新してほしい! (2022年12月11日 15時) (レス) @page13 id: 265817b150 (このIDを非表示/違反報告)
- 僕も面白いと思いました!更新待ってます!頑張ってくださいね〜! (2022年9月27日 21時) (レス) @page13 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白いです!更新頑張って下さい! (2022年9月4日 8時) (レス) @page13 id: 51e47c3894 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NANA | 作成日時:2022年8月1日 8時

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