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小山)シゲ!大丈夫?
加藤)うん…中、入っていいよ…
小山)お邪魔しまーす。どしたの?
加藤)左半身が…動かない
小山)えっ!?ま、ま、麻痺かもしれないじゃん!昨日とかなんもなかったよな!?
加藤)うん。急に…動かなくなった…
小山)シゲが無事ならそれでいい。とりあえず、病院行こう!
先生)左半身麻痺です。普通なら、何かあるんですが…何かありました?
小山)あっ、すみません。ちょっと、トイレ行ってきます。
先生)はい。
加藤)付添い人には言ってないんですけど、接触事故を…あと、俺、病気なんです…
先生)そうですか…病気も…確かにそれは言いづらいですね。
小山)シゲ。謝りたいって人がいるらしい。
?)加藤さん、ごめんなさい!僕の不注意で…こんなことになるなんて…
加藤)ん?
小山)昨日シゲが接触事故した時、車を運転してた原さん。
原)ごめんなさい!
加藤)いえいえ。そんな謝らないでください。
小山)でも、シゲ、左利き…
加藤)そうだった…でも、なんとかなるよ!右利き特訓すればいいだけだし。
小山)今日から特訓だ!先生、ありがとうございました。
先生)あっ、加藤さん。一つ、いいですか?
加藤)はい?
先生)足は無理かもしれませんが、手なら、多少は治せると思います。明日から、空いている日、空いている時間に連絡いただければリハビリ手伝います。是非、頑張って見てください。
加藤)先生…ありがとうございます!
小山)先生。リハビリの内容は…?
先生)まずは、物をつかむ練習から。その感覚を覚えて、他のものも掴みます。それも掴めたら、掴んだものを使う練習です。簡単なので、家でもできます。是非、手伝ってあげてください。
小山)はい!ありがとうございます!シゲ、頑張ろう!
加藤)大丈夫かな?
小山)大丈夫!シゲならきっとできるから!
こうして、俺とシゲの特訓が始まった…
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作者名:加藤貴久 | 作成日時:2017年9月4日 5時