＿ ページ3
A母「ひーくんありがとうね、見つけてくれて…
忙しいのにごめんね」
都築「いえ…当然ですよ」
離れていた3年でわかった。
離れているのと、Aがいなくなるのは全然違う
そして今日、離れていることさえ、辛いと思った
俺は3年前Aを俺の傍に置いておけないと言った。
…それって今もそうだろうか。
ありがたいことに、
もう、バイトを辞められるくらいには売れてきた
まだまだ頑張らなきゃいけないけど、
もうAを傍において置けない理由がない。
もう、いいんじゃないか？Aだって来年大学生だ。
もう大人に等しいんだ、子供じゃない。
す、とドアがあいた。
医師「足首と腕の骨折と低体温症でした。
憶測ではありますが気を失って転落したのかと。
命に別状はないですし時期に目を覚ますと思いますよ」
A母「ありがとうございます、」
案内された病室にはまだ眠っているA。
顔にはいくつかのかすり傷。
でも大人びて、3年前よりも綺麗になったA
いつの間にこんなに大人になってたんだろ。
A母「そばにいてあげてちょうだい。
ひーくんにあうのすごく楽しみにしてたから…
もし、時間が大丈夫ならだけど…」
都築「全然大丈夫です。明日午後からなんで」
A母「じゃあお願いね。車は貸してあげるわ。
それで帰ってきなさい」
都築「えっ、でもそれじゃAママが…」
A母「パパが迎えに来てくれるの。ちょうど仕事帰りで。
とりあえず安心したし、チビ達のこともあるから…
ひーくんお願い出来る？」
都築「分かりました。じゃあ目が覚めたら連絡しますね」
そう言って病室を後にしたAママ。
…多分、二人きりにしてくれたんだろう。
聞けば、Aは俺に会うがためにお笑いライブに行こうと
お小遣いをせっせと貯めていたそうな。
…言ってくれれば会うのに。
そう思ったけどAなら俺がいいと言うまで影で見守ってるんだろうな
微かに温かいAの手をそっと握った。
すると、ゆっくりとAの目が開く
お前、綺麗になったな……
「っ、ひーくん」
都築「おはよう」
「私…」
都築「用水路に落ちて低体温症だったみたい。
手と足首は折れたけどあとは大丈夫みたいだ」
「…そうだ、帰る途中に体調悪くてあそこで気を失って
目が覚めたら水に落ちてて…
でもどうしてひーくん、仕事は？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七(プロフ) - キリカゲさん» いつもありがとうございます！私もあそこは結構お気に入りなんです……笑 亀更新ではありますがこれからもどうかよろしくお願いいたします！！ (2020年11月10日 3時) (
レス) id: abff0b7c50 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ(プロフ) - コメント失礼します…！私は「お宅のオタク。」が1番お気に入りです、「きもきもきーも」くん連呼には笑ってしまいましたが…笑(そんなところも好きです) 御忙しいとは思いますが、無理せず頑張って下さい。陰ながら応援させていただきます…！ (2020年11月6日 22時) (レス) id: 2f1a054101 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - ラジオでバシくんが彼女いること匂わせて、つづちゃんとごたくんに質問責めされるお話みたいです！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
konan - リクエストお願いします！バシくんが大雨の中びしょ濡れで彼女の家に来るお話見たいです！なにか悩んでることあるっぽいのがいいです！よろしくお願いします！！ (2020年7月19日 20時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - いつも楽しんで読んでます。エイプリルフールにバシくんに別れようって冗談で言ったら、めっちゃ焦るバシくん見たいです！ (2020年7月14日 17時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：七 | 作成日時：2020年1月3日 1時
